花右京メイド隊 LaVerite #09

佐々木＠横浜市在住です。

●花右京メイド隊 LaVerite
第９話『初めてのデート』についての雑感。

・今回も例によって本アニメ／原作のネタバレが多少あります。
　そういう代物が気になる方は以下は読まないで頂いた方が良いかと。

そ
れ
は
太
郎
様
が
お
望
み
に
な
っ
た
事
な
の
で
す
か
？

# そりゃ望んでるだろうけど…

さてさてさて（以下略）今回の話は原作第３３話『初めてのデート』を
基本に、第１２話『異変！？』の重要な部分を組み込んだ話となってます。
ちょっとだけ第２４話『ムニュムニュうりゅうりゅ』入ってますが。（笑）

なけなしの勇気を振り絞ってマリエルを誘った太郎様、という所までは
良かったのですが前回の事もあり二人だけの外出はコノヱさん的に却下。^^;
# この辺りの展開はエピソード順を入れ替えた事が上手く効いてます。
## もっとも、原作ではこの頃には太郎外出＝警備部内緒で護衛が既にお約束に
## なっていて、太郎も感謝こそすれ気にしたりはしなくなってますが。

仕方ないので屋敷内の静かな場所、以前グレースを連れていったところで
語らう事にしたのですが…全然静かではありませんでした。^^;;;
# リュウカさんが重力に逆らっている点は気にすまい。（笑）

しかし太郎様が二人ッ切りになりたがっているらしいと感じたマリエルは
“どちら様でしょう？”なイクヨっちに支援を依頼します。
# なんてお約束向けの反応なんだマリエル。（笑）
# イクヨっちなら悪巧みは断るまい、とまでは考えてないと思いますが。^^;;;;
## イクヨっちの胸、原作より腫れてる気が…（ぉぃ）
# 残念ながら、マリエルが“お願い”する相手が違ったので
# デートそのものへのアドバイスはありませんでした。^^;
## お側と八島ちゃんが風呂場で暴れる話は原作第２４話由来。
## ですが、あちらはメイド専用原子力風呂 ^^; でした。
## アニメでは、ああいうアブナイねたは無し。^^;;;;;;;
### 八島ちゃん、タオル邪魔だよ。（爆）

お気楽な皆さんとは違い、先日来の謎に真面目に取り組んでいるグレース、
そしてコノヱさん。どうやらマリエルの秘密に辿り着いた様子ですが。
# 具体的な内容は次回って事で。

さて念願のデートに出かけた太郎様とマリエル。原作では気にせず
そのままだったメイド服を着替えている辺りは良しヨシなアレンジでした。
# あの服を選んだのが太郎だとしたら結構センス良。

ボウリングに興じる二人の邪魔に来るリュウカさんはある意味お約束な行動。^^;
しかし二人の間に割って入る事も出来ずスゴスゴと退散してしまうのでした。
# ここの所はちょっと疑問符が幾つか。幾ら二人の世界に没入していても、
# あの距離で知り合いが騒いでいたら気付くのでは無いかと思われるのですが。
# それに太郎はそういう事には割りと気付きやすい、細やかな奴であるはず。
# とすると、あれは実はすぐ側で邪魔してやりたかったリュウカさんだが
# 実際にはそこまでする以前に諦めて引いていたという内面の描写と現実が
# 重なって描かれているのかなぁとか思ったり。
## どっちにしてもリュウカさんが可哀想です。;_;
# で、例の（笑）シーンはありましたが、原作とは違って後ろから見た絵だけ。
# それと前述した様に、お側の入れ知恵じゃ無いので大人しいパンツでした。^^;
## ちなみに原作ではお側の連中に“大切なのは中身”というアドバイスを貰い
## マリエルは黒レースなパを履いて行きます。（笑）
### 中身の意味が違うぞ。^^;;;;;;;;;

そしてクライマックス。気の強い恋愛のライバルが男を譲ります宣言をする
みたいな展開は割と良く見かける物ですが、本作のここでこれを入れるのは
マリエルの本性を鋭く突いていて大変に効果的な演出となっていました。
太郎の望み通りに行動する事の、何が駄目なのか全然判ってないという
マリエルの困った様な顔が印象的でもあります。
## 本当に“寂しがり”なのはリュウカさんの方だと思う。^^;

全て自分の意思に沿う為の言動、自分の望む様な“本心”がマリエルの中には
無い事を知った太郎はついに決別を宣言。
一方、太郎の望みは太郎の望みを叶えない事？というパラドックスに
陥ったマリエルは…という所で次回へ続きます。
# こういう解けない命題を与えられてオーバーヒート（違）してしまうネタって
# 巨大コンピュータ（古っ）を人間の知恵が打ち負かす古典的な展開に似てます。
# 勿論、マリエルという女性がそういう機械的ロジックで行動している事を
# 示すためにわざとこういう展開にしている訳ですが。

# そしてマリエルの危機を告げるのがシンシアの言葉というのは原作通り。
# ここでは何故シンシアが？という点に関しては原作同様に明確な答はありません。
# ただし原作とは違い、湖畔でシンシアと一緒に居眠りしてしまうマリエル
# というシーンを挿入する事で二人の間に精神的繋がりがあるらしいと
# におわせて（ほんの少しですが）説得力を高めています。この辺も上手い。

今回のアイキャッチ絵は真面目顔のリュウカさんとマリエルでした。
# 普通にしていれば美人なのにな＞リュウカさん。（笑）

# 次回予告からすると紫皇院姉様が直接出張って来る様で。
# 個人的予想よりも展開が１話分早いです。
# どうやら“あの話”にラスト２（３？）話丸々割いてきそう。

では、また。

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■■■■■■　佐々木　英朗　■■■■■■■
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