Re: 放火の悪さは消火の良さに優越するのか (Re: 部分と一般化
! "<407806c1$1$19847$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
! Sat, 10 Apr 2004 23:37:52 +0900 頃に wacky さん は言ったとさ:
> KGK == Keiji KOSAKAさんの<c55s3l$4rm$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>> いいえ。手段の評価がなければ行為の評価は完成しません。
>> マッチポンプの場合は、例えば、
>> 目的: 善人として目立つ
>> 手段: 「放火」したのちに「消火」する
>> 結果: 家屋が半焼
>> というようなものですね。
>> # もちろん、手段を目的に含めるような愚かなことはしません。
>>
>> で、目的の評価は、「悪くはないが非常によいわけではない」。
>> 手段の評価は、まず「放火は非常に悪い」、「消火はよい」ときて、「放火の
>> 悪さが消火のよさをはるかに上回る」ということで、手段の総合評価は「非常
>> に悪い」となります。
>> 結果は、「非常に悪い」でいいですよね。
>>
>> というわけで、マッチポンプの総合評価が「非常に悪い」というものになるわ
>> け。
> 以前にも尋ねて回答がなかったように思うが、再度尋ねてみます。
聞かれたっけ?
まあ、以前説明したことを繰り返すだけになりますが。
> 如何なる根拠をもって「放火の悪さが消火のよさをはるかに上回る」と言える
> のでしょうか?
最も単純な評価としては、放火と消火を順番に行なったときに、結果として状
況がどう変化するかってのを見ればいいですね。
無事だった家が例えば半焼になってたりするわけですから、前よりは確実に状
況が悪くなっているわけです。
個別の手段を見れば、放火が状況の悪化を開始させ、消火が状況の悪化を停止
させるわけですから、放火は悪い行為で消火はよい行為なわけですが、全体と
して見れば状況は悪化してるわけですから、放火の悪さが消火のよさを上回る
わけ。
>> もし、一つの手段のよさが他の手段の悪さを圧倒していて、結果も悪くなけれ
>> ば、評価は逆転するかもしれませんが、マッチポンプの場合では有り得ないで
>> しょうね。
> その「在り得ない」という主張の根拠が全く不明なわけです。
マッチポンプが成功した場合、状況が悪化してないはずがないわけです。
「消火」の代わりに、何か以前より状況がよくなるような行為をすれば、ある
いは評価が変わる可能性もあるわけですが、「消火」だと状況の悪化をくいと
めるだけなので、全体として評価が悪いのは変わりようがない。
> たとえば、「A氏が建物Bに放火し、C氏が建物Dを消火した」というように物や
> 人との関連性を排したとして、
そういう、状況のまるで違う場合を考えても、マッチポンプの評価の参考には
なりません。
--
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ. K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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