のりたまです。まだ、明日は休みなので暇なのです。

わたしが危惧しているような問題はないようなので、前部分は割愛
します。どうも近頃は、人の喧嘩を焚きつけて喜んでいるようなメ
ディア報道が多いもので、多少神経質になっていたようです。

 > このプロジェクトは,いまアメリカにいてオープンソースコミュニティ
 > の研究をしている若い中国人研究者の発案で,それに賛同した何人かの
 > 日本の研究者の方々が加わって進められているものです.別にメディア
 > 側から表現をどのこうのというものではなく,現在インターネット上に
 > 用意されているメカニズムよりも強力に人びとの知的共同作業(いまプ
 > ロジェクトが直接に目指しているのはオープンソースソフトウェア開発
 > ですが,うまくいけば他の知的共同作業にも応用できるでしょう.詩の
 > 創作はしかし???)を支援するような仕掛け(それは技術的なものだ
 > けではなく,たとえばソーシャルキャピタルといった社会学的な概念も
 > 取りこんだもの)の構築を目指しています.
 >
 > はたして世の中に感心してもらえるような成果が生まれるかどうかはあ
 > と2年たって見ないとわかりませんが,1人のサポータとしてのわたし
 > の目には,かなり有望なように思われます.

技術と適合の問題で高い障壁がありそうなプロジェクトのように、
私には見受けられます。効率のよい意思伝達の方法とそれに対する
迅速なレスポンス、そしてそれらのやり取りを効率よく、かつ系統
的にロギングするデータベースといったものを基盤技術として連想
するのですが、さて、これらを使いこなす人材の育成というか、い
かに、システムに順応させるための教育プログラムといったところ
でうまくいくのだろうかと想像するわけです。
たぶん、これは年寄りの杞憂でしかないのでしょうけど。

>>> ほんとうに詩作で身を立てようとする人だったら、編集者の意見や、
>>> 同好の人の感想はタメになるのでしょうね。
 >
 > asahi.net の「曲馬団・観客席」におけるやりとりは,作品に対する読
 > 者からのコメント,そして作者からの返事という1ラウンドだけの不完
 > 全なものですが,いまの時代に「詩」がどのようにふつうの新聞読者に
 > 受け取られているかを垣間見るという意味で,わたしには面白く感じら
 > れました.別に「詩作で身を立て」るつもりなどなく,ただ1人の野次
 > 馬としての興味ですが,.....

もうひとつのインターネットメディアの特徴として、従来は表面に
は現れなかったような「ある物事の生成の過程」を同時代的に追跡
して体験することがあげられると思います。
ある発想が誰かによって発案されて、それに同意する人々が現れ、
そして彼らはその実現に向けて意見を出し合い、方向性を定め、行
動を開始する。それがどのような結果に至ろうとも、その一部始終
を全くこれには分野的にも、時代的にも、そして地域的にも無関係
の人が客観的に見ることができて、さらにそこから何かを得ること
ができる、というシステムを確立することができたなら、いいのに
なあと思ってしまいます。

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のりたま@検索エンジンが事象の発端から経緯、経過、
     そして、結末、後日談とまとめて表示してくれると
     うれしいのですが(GOOGLEにお願い)