こんばんは。

"OTA Takashi" <t00156to+news@sfc.keio.ac.jp> wrote in message
news:btlk2u$9pj$1@news.sfc.keio.ac.jp...
> おおたです。
> kwgchさんが2004年01月09日(金) 02時52分33秒に、
> fj.rec.moviesに投稿した<btk5er$4km$1@newsl.dti.ne.jp>の記事から
>
> > こんばんは。
> > では、私が3番手ということで、
> > 4番手はどなたかお願いします。
>
>  去年見た映画リストはどこかに作ったので,そのうち出すかも
> しれません(^^;

頑張って下さい。

> > 洋画
> (snip)
> > ワースト:おばあちゃんの家
>
>  どうして『おばあちゃんの家』がワーストなのか教えていただけませんか?
> 僕はああいうストレートなのが好きなものでして.

いやあ、私の方があれのどこがいいのかを知りたいのですが。
…なんて質問返しは失礼なので、がんばって答えてみましょう。

『名もなきアフリカの地で』と比べるとわかりやすいですが、
ナチスの迫害から逃れるためにドイツからケニアに移り住んだ家族が、
慣れない地でなれない農作業をして苦労し、現地のケニア人や
イギリス人などと触れ合ったり関わり合ったり、また家族の中でも
ぶつかり合ったりしながら、彼らが何を見たり経験したり考えたり
しながらを描くことを通して、一言で言えば「成長」についての
映画だったのに対し、『おばあちゃんの家』って「何を感じた考えた」
っていうのが1つも描かれてなかったですね。代わりにあったのが、
お婆ちゃんや田舎の素朴さで、そんな漠然としたイメージや、
大人の観客にとって鼻持ちならないクソガキがやっつけられることで
観ていてスカッとした気分になるという実は勧善懲悪な内容で、
子供の成長モノとしての中身の無さをごまかしている映画だと思います。

-- 
Hideki Kawaguchi

http://www.ceres.dti.ne.jp/~kwgch/movie.html