fj.sci.lang.japanese,japan.lang.japaneseの記事<brprcn$3o7$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp>で
        anniek@104.netさんは書きました。
> >楽しい: 〜む、△〜み、×〜める、〜ませる、〜がる、〜げ、〜さ、〜そう
> 明日あなたにお会いできるのを楽しみにしています。
> 歌うことは私の楽しみです。
> >面白い: ×〜む、×〜み、×〜める、×〜ませる、〜がる、〜げ、〜さ、〜そう
> アイツは面白みのないヤツだ。
> というのはまた違う使い方なのでしょうか?

説明を書こうと思っていて、めんどうなのでそのまま出
してしまったのですが、やっぱりここは説明しないとい
けませんね。(^^;

「苦しみ」「悲しみ」などはおおよそ個人に属するもの
であって、「苦しむこと」「悲しむこと」がほぼそのま
ま「苦しみ」「悲しみ」に対応します。

しかし、「楽しみ」はある程度客観化されていて、「楽
しむこと」だけでなく、たとえば娯楽のことを「お楽し
み」といえたりします。

「面白み」はもっと客観化されていて、もはや「面白が
ること」という意味では使えず、面白いと感じる対象が
もつ固有の性質であるように使われます。

そのあたりのことを上の△や×では表現したかったので
すが、まあ説明しないでわかってもらえるわけはないで
すね...。
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太田純(Junn Ohta) (株)リコー/新横浜事業所
ohta@sdg.mdd.ricoh.co.jp