# ああ、記事が長過ぎる…。いったい誰が読んでくれるんだ、こんなもの。
# フォローが大変だと思います。ごめんなさい。>青龍さん

青龍さん wrote...
Message-ID: <bqa1tb$qjm$1@news511.nifty.com>
>  中本さんの理屈だと、他者の証言の内容(誰かがこの
> ようなことを言っていた)についての証言の場合、証言
> 以外に証明できる方法がなければ、他者の証言の存
> 在を証明することは出来ないことになってしまいますが、
> それはおかしいでしょう。

数回この文章を読み返したのですが、どうも意味が把握できません。
具体例(架空で構いません)を挙げていただいてもよろしいでしょうか?

> ・ここで言う証言というのは、証言が一個の場合に限るのか、複数の
> 証言があっても同様なのかどちらですか?
> ・また、この証言というのは、口頭の証言に限るのか、過去の体験を
> 書き記したものまで含めるのかどちらですか?

複数の証言であっても同様です。
また、書籍や論文などの文書についても、証言に類するもの(体験記等)であれば
それは証言だと認識しています。

>  中本さんの主張は、一見中立のように見えますが、その主張を
> 認めれば、過去の戦争犯罪(特に強姦事件)の多くが立証不可能
> として真偽不明となってしまいます。

それは残念ながら仕方のないことです。立証不可能であれば真偽不明とするのが
当然です。「幽霊を見た」という証言は古今東西、世界中に無数に存在しますが、
証言以外に立証可能な証拠が存在しない以上、幽霊の存在は真偽不明です。それ
と同じことです。

自然科学、社会科学、人文科学など学問の類を問わず、すべからく科学というも
のは常にそうあるべきではないでしょうか?

>  具体的な証言の信憑性が問題になっているときに、
> このような例を持ち出せば、今回の証言もそうだとほ
> のめかしているのと同じですよ。

青龍さんもたいがいにしついこいですねぇ。
最初に青龍さんが誤読した理由が、私の文章記述能力の拙さによるものなのか、
それとも青龍さんの文章読解力に難があるからなのか、それは分かりません。
しかしながら、ともかくも既に当の筆者自身が単なる例示であると明言している
のですから、素直にその通り読めば済む話だと思うんですけど。

>  ただ、吉田氏の事例については既に飯塚さんが反論をされて
> いるみたいです。

あれは反論なのかなぁ…?反論に見えないので私は放置していたんですが。

たとえば「日本から一番近い済州島で慰安婦がゼロだとすれば、遠く離れたジャ
ワ島やボルネオ島で大半の慰安婦を集めたということか?それはおかしいだろう」
みたいなことを彼は書いてますけど、彼って朝鮮半島は済州島でしか構成されて
いないと思っているんでしょうか?

>  また、両方についていえることですが、その証言の信憑性が問
> 題になっているときには証言と他の資料の矛盾や証言自体に内
> 在する矛盾を理由としてその信憑性が問題にされています。決し
> て中本さんのように、証言だから信用できないとはされていないこ
> とに注意してください。

証言は言うは易しですが、証言に対して反証するのは多大な労力を要します。
吉田清治氏や東史郎氏の証言を検証するために、いったいどれほどの人がどのく
らいの時間と労力と費用を費やしたか、想像できるでしょうか?

世の中の大半の人たちがもっと知性的であれば――何の証拠もない証言を何の疑
いもなく信じ込むような人間がごくわずかしか存在しなければ――誰もあんなに
苦労して検証する必要はなかった、それは確かです。

> 私は29歳です。

あら、ほとんど同じ世代ですね。意外でした。
fjの数ある投稿者の中でも非常に落ち着いたしっかりとした記事を書く方なので、
正直もっと年上だと思っていました。

学校教育については地域や学校や教師によって全く変わってくると思います。
まぁ、私の体験談もあくまでも単なる証言に過ぎないのであって他に確たる証拠
を提示することはできません。なので信じてもらえなくても当然のことだと思う
し、逆説的に言えばむしろ疑っていただいた方が私としては嬉しいです。

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中本徹也 (NAKAMOTO Tetsuya) @ HACHIOUJI City, TOKYO.
tetsuzou@pop02.odn.ne.jp