Re: 材料費込みの工事契約の下請けを飛び越えて、元請が材料販売業者と価格決定
さいとう@OCNゆーざ(法律の専門家ではありませんが)です。
この手の話の (このグループでもよくいわれる) 基本として、無料
法律相談に行き、弁護士さんに問題点やすべきことを教えてもらう
ことがかなり有効な例だと思います。そちらを調べましょう。
fj で質問するよりも、より事例に沿ったアドバイスがもらえます。
以下、専門家ではないのですが。
tk さん wrote:
> 2年前、とあるマンションの衛生設備工事を請け負いました。
> いつもの事なのですが、まだ詳細な図面が完成していない状況で、
> 元請から与えられた図面を基に見積もりをして、工事代金を決めたよ
> うです。
> 材料費は、父の会社がもつことになりました。
> 当然、工事を進めていくうちに、当初の図面になかった材料が発生
> します。
> こういう場合、従来は、追加工費として元請に請求を出してきまし
> た。当然、事前に材料販売業者から見積もりを受けた上での話で
> す。
> ところが、父の会社が販売業者に追加分の見積もりをお願いする前
> に、元請が、父の会社を飛び越えて販売業者と価格を決定し、材料
> 代金の請求だけ父の会社にまわしてきました。
> 父は、新たな材料が発生すれば、必ず追加工費を請求するはずなの
> ですが、どうやら父が知らない間に元請と材料販売業者との間で話
> を決めたらしいのです。
>
> たとえ元請といえども、材料は父の会社が持つという契約であるにも
> かかわらず、契約の当事者である父の会社を飛び越えて、価格を決
> 定して請求は父の会社にまわすというのは、私の素人目から見て
> おかしいような気がするのです。
> 父を通せば追加工費が請求されるために、故意に販売業者と直接
> 価格決定をしたのではないかとも思ってしまいます。
> こういうことが法律的にはどう解釈されるのか、お教えいただけまし
> たら幸いです。
まず、元請との契約書を確認しましょう。
普通の場合、ある程度の契約範囲と、「変更の際は甲乙協議して
変更金額を定める」的な文言が入っているはずです。相手の一方
的な通知では通りません。
で、その変更分の契約が妥当がどうかを争うことになるでしょう。
その際、元請が変更内容を把握していること、かつ含んでいない
部分がありながらその分の代金を払っていないことが明らかなら、
それを示して話し合いをすることになるのではないでしょうか。
#そもそも、その変更契約書が正規に結ばれていないのであれば、
#その価格決定の無効を争うことになるのではないでしょうか。
ただ、難しいのが「その部分についてこちらの指示以上のことを
勝手にやった」的な発言があった場合だと思います。
その工事についての、相手方とのやりとりを行った書類は、処分
せずに整理しておくことをおすすめします。
#とはいえ、この手の書類って往々にして口頭指示で書類があと
#だったりすることが多いんですが......
#ただ、最悪でも資材名の入った図面のやりとりは相手としてる
#でしょうから、「まったく知らなかった」的な事は相手もいえ
#ないと思います。
#まあ、請け形態がどのようなものかがよくわからないのですが、
#規模と金額によっては、何か建設業法の下請け条項にかかると
#思うんですが......
--
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西4東 さいとう のぼる<j0315@cocoa.ocn.ne.jp>
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