In article <20030620212113cal@nn.iij4u.or.jp>, cal@nn.iij4u.or.jp says...
>
>佐々木将人@函館 です。
>
>>From:Nagata
>>Date:2003/06/19 17:36:54 JST
>>Message-ID:<bcssbm$7pc$1@news2.rim.or.jp>
>>
>>書店で立ち読みした本で、ねずみ取りの証拠能力うんぬん
>>で裁判に持ち込めば、半分以上は無罪になるとか?
>>
>>それの真偽は私は確認できませんが、もしそうなら
>
>残念ながら偽と言っていいでしょう。
>平成13年度の司法統計によれば
>(最高裁のホームページから探せるよ)

探そうとしましたが、条件絞込みが不適切で
うまく以下の数値にたどり着けませんでした。

>地裁起訴の道路交通法違反事件で9114人中無罪になったのは0人
>簡裁起訴の道路交通法違反事件で313人中無罪になったのは9人
>……裁判に持ち込めば99.9%の確率で有罪判決が出ます。
>  全体で見た時の99.95%よりは無罪率は高い?(笑)

上の件数は道路交通法全体に対してですから
このうちいわゆるねずみ取り裁判の割合が不明なので
例としては不適切かなと思います。

クルマ雑誌などの月間ニュース欄やレポートとして
ねずみ捕り裁判関連の記事が時々掲載されますが、
これらを読んだ印象として
どうもねずみ捕りを裁判に持ち込む件数自体が極めて少ないように
私には思えます。
簡易裁判所への裁判に持ち込む人が年間数人レベルなら
統計とNagataさんの主張が両立しそう。

ただ、
取り締まりをうけた測定日時場所や、設備の設置,運用状況などを
その場で写真などにきちんと記録しておかないと
裁判を維持するに必要な証拠が不足するので、
これがない人は大抵は裁判に持ち込まないと思われます。
立ち読みした本に半数以上が無罪と書かれているからと言って、
数字だけを鵜呑みにしないほうがよろしいかと>Nagataさん



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                        Taro Yoshida         E-mail taro@dcc.co.jp 
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