! "<3eeb3e97$0$252$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp>" という記事で
!     Sun, 15 Jun 2003 00:27:17 +0900 頃に wacky  さん は言ったとさ:

> KGK == Keiji KOSAKAさんの<bcemre$7d1$1@film.rlss.okayama-u.ac.jp>から
>> 「消火」という行為の性質を鑑みて、「自分で放火したか否かにかかわらず消
>> 火するということ自体は正しい」と結論付けてるわけです。
>> 一方、「放火」という行為に関しては、「たとえ自分で消火するつもりにせよ、
>> 放火は悪い」と結論付けるわけ。

> グルグル回ってるけど…。^_^;

> じゃあ何で「撃ち殺す」だけは「正当防衛か否かにかかわらず撃ち殺すこと
> は正しくない」にならないの?

それは行為によって違うのではなく、事情の方が違うんですよ。

・危機的状況を逃れるためにやむを得ず撃ち殺したというのは正当。
・危機的状況を逃れるためにやむを得ず放火したというのは正当。
・自ら治療するつもりで撃ったら死んじゃったというのは不当。
  (死ななくても不当だけど)
・自分で消火するつもりで放火したのは不当。

何か違います?
# もちろん、前の二つは正当防衛が認定される要件を満たしてるものとする。
で、そういう考え方の延長上として、

・たとえ自分で放火したとしても、消火することは正当。

とくるわけ。
# まあ、消火することが不当になるような状況がもしかしたらあるかもしれん
# が、にわかには思いつかん。

> <念の為>

> ここで「放火」は行為だけど「正当防衛」は行為ではないという反論があるか
> もしれない。
> しかし良く考えれば分かるはずですが、「自分で放火して自分で消火する」と
> 表現したからといって「放火」という行為そのものに「消火」という別の行為
> を重ねられるわけがありませんよね。結局の所、それは「自分が放火したとい
> う事情がある現在燃え盛っている家」を「消火」するという単一の行為に過ぎ
> ないわけです。
> #「属性であり切り離せない」と繰り返し述べた通り。

> </念の為>

もともとは、「自らポイ捨てしながら他人のポイ捨てを批判する」ことを不当
とするところから始まったんですよね?
しかも、wacky氏の表現において「AしながらBする」というのはAとBを並列に
並べただけであって、特にBに焦点を合わせてるわけではないという話でした。

なんか、話がずれてない?

>>> 通常想定される社会的人間であれば「自ら行為Aを行う」という事情があれば
>>> 「他者の行為Aを批判する」といった行為は行わないでしょうし、
>> 
>> ほら、人の評価にしてる。

> だ〜か〜ら〜、^_^;
> 何処に「社会的人間という人」が居るんですか?
> #単なる抽象概念に過ぎないのに…。

その抽象概念としての人の評価でしょ?

>>> 実際に行っ
>>> た場合は政治家であろうとなかろうとそれ自体が非難の対象となるでしょう。
>> 
>> 非難の対象になるのは「自ら行為Aを行う」ということですね。

> うんにゃ、
> 非難の対象になるのは「「自ら行為Aを行う」という事情がありながら「他者
> の行為Aを批判する」」という単一の行為です。

それを単一の行為と表現するのはwacky氏ぐらいでしょうね。

>> 「他者の行為Aを批判する」というのは「行為Aが悪いことであると知ってる証
>> 拠」となって、「自ら行為Aを行う」ということに対する評価に影響するわけ。

> だから、「行為A」の犯罪性は余り関係ない。「俺は良いんだ、お前はダメ」
> が問題なわけです。同様の属性を持つならBだろうとCだろうと…。

「俺は良いんだ、お前はダメ」というのを問題にしなきゃいけない理由が分か
らない。

・行為Aが不当であればAを行うのは不当である。
・行為Aが正当であればAを行うのは正当である。
・行為Aが不当であればAを批判するのは正当である。
・行為Aが正当であればAを批判するのは不当である。

ってだけで充分じゃん。
# 前の二つは自明だけど。
-- 
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK
KG  KGK (life name: Keiji KOSAKA), Dept. of Phys., Okayama Univ.        K
KG kgk@film.rlss.okayama-u.ac.jp http://film.rlss.okayama-u.ac.jp/~kgk/ K
KGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGKGK