《朝日は『官僚統制に理想と夢』を求めるな。年金改革。》

2004,2,1朝日社説より。

朝日はもうそろそろ官僚統制に理想と夢を求めるのをやめたらどうか?
朝日は社説で、厚労省の改革案を否定しつつ、民主党案などに理想と夢を移し変えている。
これらは官僚統制を『より強化しろ』と言う主張だ。
官僚統制を強化して行ったのでは答えなど出てこない。

ソビエトばかりでなく、国鉄や電電公社、住宅公団でもそうだった。
官僚統制では保障など実現しないのだ。


《民主党案も同じ。》

民主党案にしても同じことだ。
中負担しかできない日本では十分な予算がなく、公的年金には矛盾が発生する。
貯蓄なしで年金生活できるのは一部の富裕層だけになる。
ほとんどの国民は多額の貯蓄を必要とする。
最低保障を仮に18万にしたところで多額の貯蓄が必要なことは変わらない。
その場合負担が高く、景気は悪い。
貯蓄どころか仕事さえなくなっていることだろう。

民主党案も『多額の貯蓄が必要』と言う点で、厚労省案と全く同じことだ。

富裕層を悠々と年金暮らしさせて優遇し、低所得層にはさらに重負担で景気が悪い中過酷な貯蓄を求めることになる。
このような過酷を極める貯蓄などしろというほうが無理だ。
多くの国民を路頭に迷わす案でしかない。

民主党案も全く同じことだ。
不平等制度という矛盾は解決しない。