>>>>> In <b9yzmta3l8o.fsf@jpl.org> 山岡 wrote:

> 実は mc-verify の代わりに Gnus 付属の pgg-verify が使えるように
> するなど、いろいろやってみているうちに、gnus-nocem.el には致命的
> なバグがあることを見つけてしまいました。

cvs.gnus.org に直したものがあります。同じものを
ftp://ftp.jpl.org/pub/tmp または http://www.jpl.org/ftp/pub/tmp/
に ngnus- で始まる名前でも置いてあります。Emacs 22 の CVS サーバー
には、近日中に反映されると思います。

;; configure オプションで --with-lispdir=ディレクトリ を指定しな
;; いと、site-lisp/ の直下にインストールされてしまうので注意して
;; 下さい。

この版では gnus-nocem-verifyer のデフォルト値を pgg-verify にし
ました。以前の mc-verify にしても使えますが、PGP 2.6.x の公開鍵
を GnuPG のキーリングに加えるだけで、GnuPG で走る pgg-verify が
使えるようになります。以下は、試しに使っている現在の設定です。

(setq gnus-use-nocem t
      gnus-nocem-groups '("fj.news.lists.filters")
      gnus-nocem-issuers '(("Exorciser" "html" "spam")
                           ("Yoshitaka Ikeda" "spam")))

Exorciser の項に入れる Type ヘッダの種類はたくさんあるのですが、
とりあえず "html" と"spam" だけで始めてみました。なお "binary"
という Type では、(善し悪しは別にして) UTF-8 でエンコードされた
記事や、マルチパートの一部にバイナリ・データを含む記事も引っかかっ
ているようです。

gnus-nocem.el を使い始めてしまった後で、設定を変更するなどしてや
り直す場合には、こんな方法があります。いずれも Gnus を終わらせて
から作業し、Emacs と Gnus を再起動して下さい。

1. 最初からやり直す。

   ~/News/NoCeM/cache ファイルを消し、~/News/NoCeM/active ファイ
   ルの
(setq gnus-nocem-active '(("fj.news.lists.filters" (NNNNN . MMMMM))))
   を
(setq gnus-nocem-active '(("fj.news.lists.filters" (NNNNN . NNNNN))))
   に書き換える。

2. Spam ではない記事の id を含む NoCeM を取り込んでしまった。

   ~/News/NoCeM/cache ファイルを編集して、それらの id を消す、と
   いうのは人間技ではないので、簡単には単に ~/News/NoCeM/cache
   ファイルを消します。次に Gnus を起動すると、すでに読んだこと
   がある NoCeM 記事は無視されます。
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山岡