"Junya Suzuki" <PP6J-SZK@asahi-net.or.jp> wrote in message
news:3ff2601e$0$19844$44c9b20d@news2.asahi-net.or.jp...
> >  Nステの報じ方に問題があったことは事実として、JAや農家の
> >  対応にも非があった事は事実でしょう。
>
> テレビ朝日が放映段階で認識していた事実においてダイオキシンが含まれていたの
は
> 「煎茶」だったんでしょう?それを「ほうれんそう」にさも危険があるように印象
操作して
> 番組を流した。農家とJAになにを対応しろと言いたいんでしょうか?

 もちろん、報じ方は農家の責任ではないですね。
 「葉物」を調べた結果だといって、ほうれん草とかが
 並んでいたのは、映像効果としてはまずかったわけ
 ですから、それはテレ朝の責任です。
 しかし、報道に至った過程において、JAと農家の責任、
 というより無責任な対応が問題だと思いますね。
 所沢のダイオキシン問題は、Nステの当該番組以前から
 問題視されており、JAでは農作物の検査をしていたにも
 関わらず、その結果を公表しなかったという前フリがあった
 はずです。そして農家も「俺たちが悪いんじゃない」の一点張り。
 それ見ただけでも、充分、あいつらの野菜は喰いたくないなって
 気になるものでしたね。

> それで、件の報道が終わった後で取材には使わなかった研究機関のデータ(白菜1
個)を
> 示してそれを根拠に1審、2審と勝ち上がってきただけですよね>テレビ朝日。争
点とは
> そもそも全然無関係なのにこんな屁理屈が裁判所を通ったのが驚きですがね。
>
> #そもそも、名誉毀損だから報道するだけの十分な根拠をテレビ朝日が持ち合わせ
て

 名誉毀損の要件として事実かどうか、また、根拠の有無は
 本質ではないでしょう。
 事実であろうがそれが事実である根拠があろうが、名誉毀損
 は成立しますね。
 その報道によって齎された公益と、それによって発生した
 損害でその報道に必然性があったかどうかを判断すべきです。
 結果として、環境汚染に対する対策が講じられ、農家にとっても
 メリットがあったと判断されたわけですね>一審・二審。
 まあ、自己棚上げな彼等には理解出来なかったようですが。

> #かが争点なのに後付けで報道段階においてテレビ朝日が知らなかったデータを
引っ張り
> #出してくるのは無意味。

 白菜の汚染の事実によって、報道の有益性が認められたのであって、
 報道に際してテレ朝がどの程度の根拠を持っていたのかは、争点では
 なかったのでは?

> >  一審二審は、報道に一定の有用性を認めたという
> >  事実は、すずきさんが認識しているような単純な
> >  話ではない事を裏付けていますね。
>
> へっ?、最高裁が有用性を認めたのは「廃棄物工場がいっぱいあるのは変だよ」と
いう報道は
> 認めるというだけでしょう。ほかの「ほうれんそうが何となく危なそう」とかいう
核心部分の報道は
> 許してはいませんよ。

 一連の報道によって齎された公益と、報道の方法の
 過ちのどちらを重視するかという問題でしょう。
 一審・二審では前者をとり、最高裁は後者を問題にして
 差し戻しただけのこと。
 結果として、現時点では、差し戻しという現実が「生き」
 ていますが、一連の裁判の過程で、特に一審・二審で
 は、自分達の利益しか考えていない農家の自分達が
 生産するものに対する無責任さを露呈しているように
 思いますね。