北條ともうします

TAKENAKA Kiyoshi wrote:
> 竹中@狛江.電中研です。
> 
> In article <408D1A43.4070206@lares.dti.ne.jp> hisadome@lares.dti.ne.jp wrote on Mon, 26 Apr 2004 14:18:43 GMT:
>  >「アインシュタインの相対性理論といえど所詮は理論に過ぎない、これ
>  >(超光速)は観測された事実なんだよ!」
> 
> 相対性理論て、光速以下の理論で、光速の手前に「えらい」壁があると
> 言っているだけですよね。
> 
> 超えてしまえば、それなりに行けるんじゃないかな。
> (音速で飛べない?のと同じで....)
> 
あまり、詳しくは無いですが、
・音速に近づくときに、音の媒体である空気が、音を
 伝えられない事による空気の壁は、有限の圧力でし
 かない。
・真空中で光速に近づく時に、光の媒体である空間が
 ゆがむことによる壁は、理論上、無限の重力として
 作用する。
・下手に、光速を超えてしまうと、質量が虚になった
 り、時間軸の進行方向が逆転したりして、ろくな事
 がない。
と、いうわけで、やっぱり難しいのではないでしょうか。

個人的には、SFで超光速を扱うには、スカイラークと
同じく、既成事実として扱って逃げるか、
・特異点を使用する
 宇宙は広いわけで、ブラックホールなどの中に既に、
無限の重力を持った場所などが存在してまして、そこ
では、既成の相対性理論は成立しない事が解ってます。
これさえ使えば、空間を超光速で移動させたり、穴を
あけて近道したり、平面宇宙に転移したりは自由自在
ですから、特異点に適当な名前をつけて、なんでもあ
りだと話しにならないので、適当に制約を考えれば、
一本あがりですね。

・大統一理論をでっち上げる
 ご存知とは思いますが、量子力学の世界では、時間
は存在しません(電子が、確率の雲の状態から、観測
によって量子の状態に変化するための時間は0秒です)。
世の中には、4つの力があって、相対性理論は重力だ
けを扱っており、残りは量子力学で扱っていて、両者
の統合はまだ出来ていません。あとは、原稿用紙3枚
程度(それより多いと、読者が飽きるので)に数式を
並べて、電子の回転を変化させれば、光速も変化する
事にしてしまえば、超光速は現実の話に出来ます。
問題は、ガーンズバックが既に故人なので、採用され
ないのと、TeXでの入稿が難しい世の中なので、数式を
どうするか、といったあたりでしょう。

・科学外の手段を使う
 科学が扱えるのは、世の中の全てではなく、科学的
に扱う事が出来るもののみということを考えれば、最
も容易な方法かも知れません。超能力と言うとうそ臭
くなりますが、カウンター・インテリジェンス反応と
書けば、読者も納得します。読心術ではなく、ニュー
タイプとか、書き手の文章能力が問われる部分ではあ
りますが、そこは、SFと言う事で。

といったくらいではないかと考えております。

# やっぱ、X金属最強でしょう