Re: ミームふたたび
新城@筑波大学情報です。こんにちは。
In article <4ccbf976$0$99246$bb4e3ad8@newscene.com>
"NARUMI, Hidetoshi" <berry@ff.iij4u.or.jp> writes:
> 最近、歌って踊れる未夢(ミーム)という名前のロボットが
> 話題になっているようです。
> 「人まねをするロボットは未だ夢」ということなのかもしれませんが…。
未夢、けっこうすごいですね。動きだけ見ると、もう少しって感じ
がするけれど、仕組みとして、プログラミングの仕方も面白い。ロ
ボットでできる動きの範囲内で、うまく踊りにできるのは、人間の
演出が相当うまいんだろうなあと思いました。
> 現在は、「memeとは複雑な構造をもつ心の情報を可搬な形式に
> シリアライズしたもの」と考えるようになりました。
> これはちょうど「gene(遺伝子)が複雑な構造をもつ生体の情報を
> 可搬な形式にシリアライズしたもの」であることに対応します。
> 真似をさせる/真似をするということは、心の情報をシリアライズする/
> デシリアライズすることに相当します。
> 「オブジェクトを可搬な形式にシリアライズして…」と同じだと思います。
「シリアライズ」まではしなくても良いけれど、何か情報を表現し
たもの、ということならそうなんだと思います。
ただ、「シリアライズ」というと、狭い意味では、通信の用語で、
木構造でもグラフ構造でもポインタぐちゃぐちゃのデータ構造を、
ネットワークでコピーするのに適した形に一直線に並べるという意
味です。動作を真似する時に、別にデータを一直線に並べる必要は
ありません。通信で線一本しかなければ結局一直線に並べるしかな
いけれど、複合的に様々な経路で情報が伝えられるなら、並べなく
て大丈夫です。
ただ、未夢の場合、人間の動きをロボットに真似させているという
よりは、ロボットをプログラミングしている感じ強いなあと思いま
した。プログラミングも、手続き的なもの以外に、宣言的なものも
あるので、ポーズを指定する時には宣言的とも言えます。微調整は
手続き的にしていると。
プログラミングと真似の違いは、何なんだろうね。
\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報 \\
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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