なるみです。

(2010/11/01 18:08), Yasushi Shinjo wrote:
> 新城@筑波大学情報です。こんにちは。
> 
> In article<4ccbf976$0$99246$bb4e3ad8@newscene.com>
>    "NARUMI, Hidetoshi"<berry@ff.iij4u.or.jp>  writes:
>> 最近、歌って踊れる未夢(ミーム)という名前のロボットが
>> 話題になっているようです。
>> 「人まねをするロボットは未だ夢」ということなのかもしれませんが…。
> 
> 未夢、けっこうすごいですね。動きだけ見ると、もう少しって感じ
> がするけれど、仕組みとして、プログラミングの仕方も面白い。

二本足で立っての振りなのでやむをえない部分があるのでしょうね。

> ロボットでできる動きの範囲内で、うまく踊りにできるのは、人間の
> 演出が相当うまいんだろうなあと思いました。

事業仕分けのシーズンだったのでかなり力が入っていたかも。(^_^;


>> 現在は、「memeとは複雑な構造をもつ心の情報を可搬な形式に
>> シリアライズしたもの」と考えるようになりました。
>> これはちょうど「gene(遺伝子)が複雑な構造をもつ生体の情報を
>> 可搬な形式にシリアライズしたもの」であることに対応します。
> 
>> 真似をさせる/真似をするということは、心の情報をシリアライズする/
>> デシリアライズすることに相当します。
>> 「オブジェクトを可搬な形式にシリアライズして…」と同じだと思います。
> 
> 「シリアライズ」まではしなくても良いけれど、何か情報を表現し
> たもの、ということならそうなんだと思います。
> 
> ただ、「シリアライズ」というと、狭い意味では、通信の用語で、
> 木構造でもグラフ構造でもポインタぐちゃぐちゃのデータ構造を、
> ネットワークでコピーするのに適した形に一直線に並べるという意
> 味です。

使ったことはありませんが紙テープのイメージです。
DNA/RNAの模式図をみると紙テープのように感じるのです。
RNAとリボゾームの関係は紙テープとNC工作機械の関係に
似ていると思われませんか?

浅学なので直感的なことしか言えないのですが…。m(_ _)m

> 動作を真似する時に、別にデータを一直線に並べる必要は
> ありません。

情報の伝達には必ず時間軸が絡んでくるのでおのずと
データは時系列に並ぶような気がするのですが。
さらにデータを比較をするための仕組み(比較器)も
単純で汎用的なものですみそうなので事前にたくさん
用意しておくことができ都合がよさそうです。

> 通信で線一本しかなければ結局一直線に並べるしかな
> いけれど、複合的に様々な経路で情報が伝えられるなら、並べなく
> て大丈夫です。

さまざまな経路で並行して送られるパケットにも
順序性が存在していて、一列に並べなおす必要が
あるのではないでしょうか。

> ただ、未夢の場合、人間の動きをロボットに真似させているという
> よりは、ロボットをプログラミングしている感じ強いなあと思いま
> した。プログラミングも、手続き的なもの以外に、宣言的なものも
> あるので、ポーズを指定する時には宣言的とも言えます。微調整は
> 手続き的にしていると。
> 
> プログラミングと真似の違いは、何なんだろうね。

この文脈での「プログラミング」とはあらかじめ組み込まれた
変更できない仕組み・データのことではないでしょうか。
(-_-; だから何度歌っても踊っても上達はしない)
そういう意味ではご指摘のとおり未夢はプログラミングされた
ロボットということになるのではないかと思います。
一方、「真似」は学習の一種で上達が期待できるものだと思います。
(-_-; もちろん上達しないこともある。多々経験)

「ならう」と「まねる」はほぼ同じ行為を意味していて
両者の違いは師弟関係の有無くらいではないでしょうか。


また、ちょっと前進したような。ありがとうございます。
-- 
NARUMI, Hidetoshi