新城@筑波大学情報です。こんにちは。

In article <birfgk$1l98@utogw.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp>
        kuno@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp writes:
> 新城さんが「依存と対立」をやめてもいいと書かれているのは(私にとっ
> て)朗報でした ^_^; 

依存だけなんだけど。対立というのは、対案なので、やめられません。

依存は、親ガメがこけたら子ガメもこけるという話で、
shuji__matsuda さんにでも理解できる分かりやすい話です。現行
NGMP には、もっと難解な部分がたくさんあります。依存の話は、
十分分かりやすい話なのに、あれだけ飯嶋さんがブツブツ言うのは
話の持って行方の問題かなあと思います。

なんで依存が入っているかというと、複数の議案を同時に審議する
と、逐次的に審議する時よりも、矛盾した結果が出てくる可能性が
高くなります。逐次でも矛盾した結果は出てくるので、並行では少
し確率が上がります。とはいっても、「トランザクション」という
技術を使えば、結果は、必ず逐次でやったことと同じになることが
保証できます。親ガメがこけたら子ガメもこけるというのは、トラ
ンザクションの技術の、ネストしたトランザクションという、一番
分かりやすい話です。

ちなみにトランザクションは、mutex よりもはるかに簡単です。デッ
ドロックになりそうになれば、abort して全部チャラにすればいい
ので。つまり、危なくなったら、現状維持です。わかりやすい。

矛盾の保証が要らないと言われてもね。要らないなら要らないでい
いんだけど、要ると言っている人がいるんだから、要ると言ってい
る人に合わせておけば、要らない人も要る人も両方満足できてそれ
で終りなんだけどなあ。普通は。fj は普通じゃないからいいんだけど。

> そうすると、できるだけ簡単にするのは次のようなのでどうでしょう。
> ・提案者は議案を提出する
> ・管理人は(必要ならCFDを作成し)議案のCFDへの所属を決める
> ・CFVの1つの選択肢はCFDに所属するどの議案が成立するかを列挙した
>   もの(言及されない議案があってよい)

列挙は、やめてほしい。列挙をやめたら依存をやめてもいいです。

提案者としては、自分の提案と関係なくパックされるというのは、
気に入りません。自分の提案は、自分の提案だけ見て、その成否を
最後まで追い掛けるというのが筋じゃないでしょうか。この点は、
現行NGMPと新城版は同じで、新城版の分かりやすさであり利点です。

> こうすれば新城さんが気にされていた「CFVすると終ってしまう」のを
> やめることができますし複数のCFVを通して最終結果を詰めて行くこと
> ができますがどうですか。ただ、何回もCFVするのは時間が掛かるんで
> すぐ2か月たっちゃうかな。

複数の議案(提案者)で、何か同期を取ろうとすると、けっこう大
変です。その点、新城案 v4 とか v5 は、巧みに作ってあって、個々
の案件で同期を取らなくても平気になっています。もちろん、同期
をとってやった方が分かりやすいのでとった方がいいですが、誰か
反応しない人が出てきたとしても、その遅れた分は後回しかそのま
ま流して、他のものだけで先に進むことができるようになっています。

やっぱり、新城版、いい所が多いですね。

ngMP の目標としては、今の NGMP より簡単ということでしょうね。
現行NGMP は、十分難解だから、十分達成可能な目標ではないです。
変りたくないという人は、常に存在するんですけれどね。

\\ 新城 靖 (しんじょう やすし) \\
\\ 筑波大学 電子・情報       \\