Shinji KONOさんの<3992324news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp>から
>河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
>
>In article <z4GQe.31250$Tf5.25229@newsread1.mlpsca01.us.to.verio.net>, Fumimaro <nonomura_f@hotmail.co.jp> writes
>> 資本の集中;これは歴史上絶対に許してはならない原理ですね。
>
>まぁ、これはそうなんだけど。
>
>> 本筋は、国家資本の地方資本への分割なんだよ。市役所や県レベルなら、国家
>> 資本よりはるかに国民の目が届くんだよ。どう使われているかが監視できる。
>
>これはどうかなぁ。ど田舎に来て政治家=利権という実体を見ちゃうとね。
物事にはね、現象の下に本質がある。本質の下に本体がある。
ど田舎の赤ら顔の焼酎のにおいがぷんぷんする土建屋政治家のおらが町のボ
ス連中が存在できるのは、地方の議会と行政が堕落しているからです。
よいではないですか、堕落が目の前に見えて。霞ヶ関の堕落は、市民には決し
て見えない。

そして、問題は、もっと深いところにあると思いますね。
財政投融資の金は、地方に流れているのではなく、流れの最後、つまり、海
は、国債を買い続ける銀行、地方経由で生活環境整備に群がるゼネコン等の巨
大資本グループ、特殊法人。結局土建屋はおこぼれだね。地方議会の政治家兼
任土建屋にはおこぼれのみ。

つまり、自転車でよいところを戦艦大和を建造するそのおこぼれに土建屋が
下っ端で入ってる。巨大資本は、国際を買うほうでも金利で儲ける。いくら低
金利でもね。結局、国債を買って金利で儲けて、国債を売った政府の金を財投
の投資事業の請負で儲けてという構図だね。しかも、銀行もゼネコンもコング
ロマリット化している。これって、国家予算が内と外からしゃぶりつくされて
るわけですね。

地方に国家資本を分割した場合、こうした両方向からしゃぶり尽くす構図は消
えるでしょう。不要な出費は消える。地方の土建屋は、ゼネコンの技術力を吸
収するようになる。人材も集中する。そうでなければ淘汰される。現象の赤ら
顔の土建屋政治家は淘汰されていくでしょう。


>
>特に市役所のレベルが低い。なくしちゃっていいと思います。その
>かわり、県とか都で、市役所の業務に相当するものを外注すれば良
>いんじゃないかな。市役所の仕事ってビル管理みたいなものでしょ? 

無味乾燥な魂のない仕事観だね。
それでは公僕の意味はないと思いますね。
もっとも、公務員の身分保障は私は反対ですが。公務員の身分保障が公僕の精
神を逆に寒々としたものにしているね。新身分制度。一生安泰だという自己保
存欲の満足は高い年俸で働きの悪くなった野球選手のようなものでね。

外注というのは多くは金取り虫の害虫でね。公僕の精神とは程遠い。
地方都市が奴隷状態から脱出して独立した自治体になる過程ではいろいろな問
題があるでしょうが、地方都市が独立した自治体になるのが人類の社会的発展
の必然でしょう。類人猿が現世人類になるようなものでね。
市役所のレベルが低いのではなく、公僕の精神が低く、税金で保障するという
公的保障の考えに目覚めていないというべきでしょう。レベルはいくらでも高
くできる。公僕の精神の顕現は公務の質を向上させるでしょう。

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Fumimaro mailto:nonomura_f@hotmail.co.jp