企業というものがそもそも利益追求と自由競争という欠陥資本主義の寵児であ
ることにある。

利益追求ほど非人間的で人権無視なものはない。
商品やサービスの品質と価格を自由競争で行うのは正しい。
しかし、企業において利益追求は実に貪欲で、企業は数々の政界癒着、労働者
の人権弾圧をコスト削減の名の下に実行するナチス集団である。
この部分は法律によりう保障するものであったが、いまや政治と癒着して企業
の思うように後退している。

企業という利益追求集団を資本主義の中核にする以上、
厳しい制約、チェック機能、労働組合への法律による保障、ストライキの法律
による保障、内部告発による労働者への保障、こうした基本的な労働者保護の
法的環境を充実させることが、不可欠である。

自民党にも民主党にもこのような制度改正をする能力はない。
政党そのものが怠惰。日本共産党にもないのである。
政党政治の衰退は、ひとえに日本人民の政治的要求の貧弱、監視の衰弱にあ
る。

このような事態を招いている原因はインテリゲンチャおよびマスコミの怠惰で
ある。そのような怠惰の原因は、人権運動家、社会運動家のあまりの欠如であ
り、インチキ宗教に安易にとりこまれる日本人民の奴隷性にある。

何妙法蓮華狂などという立正安国論もどきで人民を愚弄するなどもってのほ
か。これも日本の堕落に巨大に貢献している。