"Junya Suzuki" <PP6J-SZK@asahi-net.or.jp> wrote in message
news:4025e546$0$23540$44c9b20d@news3.asahi-net.or.jp...
>
> 世間ってどこですか(笑)。

左右の動静を分析すると、けっこう面白いかも。意外と反転したり矛盾を孕んで
いるから。

イラク戦争の件では、小沢一郎氏が湾岸戦争時の指揮官から反対派に転じたのが
目立ちます。これが一番、特異な動静です。

小泉総理は湾岸戦争時に派遣反対であったのが派遣派に転じたわけです。湾岸戦
争時の派遣反対は、当時の日本では、一部を除く保守派の本音でありましたが。

その時に、PKF論議を熱心に展開したのが読売新聞で、しばしばタダで新聞を入
れてくれた程でしたが、今回は、より日米同盟を重視した派遣論になっており、
逆に、今回、国連待機部隊論を打ち出した民主党を古い議論を行う者として批判
しております。

フジテレビでは、竹村組が「昔から日米同盟重視を唱えていたのは私だけ」と豪
語しているのが不変ですが、木村組は、ある時期から、ブッシュ政権支持に転じ
た(「うちの木村さんはブッシュ政権支持に回りました!」)、あるいは鮮明に打
ち出しての派遣論です。イスラエル批判以降、反戦派から偶像視されていたので
すね。結局は、今回の派遣により、「これで日本は国際社会に羽ばたいていけま
す」「これで日本は普通の国になったんです」という姿勢になっています。これ
は、ichiro.s氏のおっしゃる「世間」から日本は吹っ切れた、という意味でしょ
う。

侮れないのは、TBS(News23)でして、フランスを抱き込む手法です。言動を合わ
せて行く、というもので、かなり綿密に組み立てていたわけです。ところが、シ
ラク大統領が先日、中国に武器売却の提案を行ったところを見ると、これは、
TBS(News23)などに対して、「最後まで我々と付き合うか?」との打診を行ってい
るふうにも感じるわけです。(そのように受け取られるべき報道姿勢があったか
ら) さすが大国フランス、といったところでしょうか。

ここで慌てたのが日本政府でして、日仏独でイラク復興に協力する政策を進めて
いた件で、日米間にヒビが入りかねない、と。それで、議員団が米国へ意見調整
に渡ったほどです。

ドイツでも、軍隊再編に当たって、国際紛争解決のための「介入軍」の創設が提
案されています。政局にも動きがあります。

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