仮面ライダーギャレンを初めて見た妹が一言。
「猫?」
これは猫耳じゃない!


デカレンジャー第25話「ウィットネス・グランマ」です。
新聞タイトルは、「宇宙漢方の謎」・・・ちょっと違うんじゃないか?

○大気圏に突入し、地表へ落下する怪重機!
「ポイント917、山林地帯に怪重機が飛来!
全員、直ちに出動だ!」犬
「Roger!」赤・青・緑・黄・桃・鉄

○山間の盆地に着陸した怪重機ハンタージェット。

このデザイン、ちょっと好きかも。

「宇宙警察だ!出身惑星と、姓名を名乗れ!」青
ブルーの勧告に応じず、まっすぐ突っ込んでくる怪重機!
「馬耳東風・・・」赤
「先輩、やりますか?」鉄
「やるっきゃないみたいだな!」赤
と、二人がその気になった途端、怪重機はその場に両手を着いて作動停止。
「・・・完全に機能停止している・・・」緑

○オープニング
ハクタク少女体役は、「おはスタ」火曜おはガールだったコンちゃんこと近野成美
ちゃん。
センちゃんのストーリーの場合、美少女ゲストが多いような気がする・・・。
美少女じゃない方のハクタクの声は、鈴木れい子さん。
この手の役が多い声優さんで、出演リストを見ると、「おばあさん」「ばあさん」
がやたら目立つ。
ビョーイの声は龍騎やファイズなど、ライダー系のモンスターの声を大量にあてて
る塩野勝美さん。

○動かなくなった怪重機を、チェーンで拘束し、機内の捜索にかかるデカレン
ジャー。
パイロットの姿は無く、操縦席には謎の電子ジャー(もうよい!)が・・・。
「なんですかね、これは?」鉄
「?魔法瓶?」黄
ブレイクは画像をデカベースに転送。

○森の中で、野草を摘んでいる少女。
叫び声を聞いて声の方を見ると、山小屋の前でもがき苦しむ男がいた。
その様子を見て、少女の目が一瞬、醜悪な老婆に変わる!
男の口に、霊魂のような青い光が吸い込まれていった!
スピリト星人ビョーイが、なんのひねりも無く憑依したのだ。
「あれは・・・!」ハク
「見たな!」憑
逃げる少女!

この男、HPのストーリーでは沼田という役名がついてるが、オープニングテロッ
プは名無し。
かわいそう。

人間離れしたスピードで、少女を追う男!
叫び声を聞いて、センちゃんが駆けつける!
驚異的な力でセンちゃんを締め上げる男に、テツのドロップキックが決まる!
「こいつ、アリエナイザーか?」鉄
「宇宙警察か!」憑
追跡をテツに任せ、センちゃんは少女を助ける。
「大丈夫かい?」緑
「うん」ハク
「あー、逃げられちゃいました」鉄
その時ウメコちゃんから通信。
男が倒れているという。

倒れていたのは、さっきの男だ。
ジャスミンちゃんが、テレパシーで男を調べる。
強烈なソラリゼーションの後、ジャスミンちゃん気を失いかけた。
「邪悪な残留思念を感じたわ・・・。
今はいないけど、アリエナイザーに取り付かれていたのかも・・・」黄
「また抜け出して、次の被害者を探しに行ったのか?」青
そこへ、一人遅れてバンがやってきた。
「怪重機を操ってたアリエナイザー、見当たらないぜ」赤
「いくら探しても無駄よ」ハク
さっきの少女だ。
「君は?」赤
少女の姿が、本格的に老婆に変わった!?
その途端、一斉に銃を向けるデカレンジャー!!失礼な・・・。
「なんじゃなんじゃ?
地球人はかわいい少女には優しくて、宇宙人の婆さんだとわかると、これかい!
!」
手にした杖で、センちゃんのSPシューターを持った手を叩く。

お前はピット星人か?

「なぜ、この男に追われていたんですか?」緑
「この男が、スピリト星人に取り付かれるところを見てしまったんじゃ」ハク
スピリト星人は、地球人には見えないが、彼女には見える。
しかし、憑依した状態では、彼女にも見分けられない。
「わしは、奴を人間から燻り出す方法を知っておるだけじゃ。
わしは、シンノー星人ハクタク。宇宙漢方の医者じゃ」ハク

シンノー星人?アンドロー・梅田(違)

「ハクタクさん、我々に協力してもらえますか?」緑
また少女の姿になり、「大事にしてくれたら、協力するわ!うふっ!!」ハク
「ははっ、ははは・・・。はぁ〜」緑

○デカベースに戻ってミーティング。
怪重機の操縦席にあったのは、スピリト星人用の操縦席だった。
「スピリト星人ビョーイ。スピリト星人は、普通、人間に乗り移ることは無いが、
こいつだけは別だ。
さまざまな宇宙人に乗り移って、犯罪を繰り返している」犬
ボスはセンちゃんに、ハクタクの協力を取り付けるように下命した。

○早速ハクタクのゲストルームに、スピリト星人撃退法を聞きに行くセンちゃん。
「べ〜。教えてやらんのじゃ!お前たちが信用ならんからじゃ!」ハク
センちゃんに憑依している可能性もあるし・・・。
「大体、お前たち地球人は、外見で物事を判断しすぎる!」ハク
変化。
「かわいい娘には、甘い顔をして!」ハク
変化。
「宇宙人だと疑いおる!」ハク

老若の切り替えしが見事。

ハクタクが窓に近づくと、
「あっ!」緑
外から狙撃された!
「危ない!」緑
間一髪、ハクタクを救うセンちゃん。
「なんじゃ?」ハク
「まさか!」緑

デカベースの窓だというのに、随分薄いね。

○ハクタクの身の安全を確保するため、マシンブルでデカベースを出るセンちゃ
ん。
「デカベースで狙われた。信じたくは無いけど、仲間の誰かにビョーイが乗り移っ
てる。
・・・一体誰が?
テツは、乗り移られた男を追いかけて行った。
ウメコは、最初に倒れている男を発見した。
ジャスミンも、あの時乗り移ったのかもしれない。
バンは、最後に駆けつけたから、乗り移られる機会はあったはずだ。
ホージーは、前科がある。宇宙人に狙われる体質かも・・・。
わからない・・・」緑

前科って・・・。犯罪者じゃないんだから。

マシンブルのボディに、普段は見かけない丸い装置が取り付けられている・・・?

○デカベース内で、異星人語のメールを打っている、謎の人物。
送信先は・・・?

○ここ。暗躍するエージェント・アブレラ・・・。
「追跡装置は、有効に働いている。
要請どおり、シンノー星人を抹殺する!」虻

○荒野を突っ走るマシンブル。
あれ?あの装置が付いてないぞ?
「誰に乗り移ってるか判るまで、どこかに身を隠さないと・・・」緑
ハクタクの隠れ家を目指す。
その時、車の前に爆発!
攻撃をかいくぐり、走り抜けようとするが、斜面に乗り上げてしまった。
車から転がり出るセンちゃん、右後輪の前に取り付けられた装置を発見した!
「しまった!いつの間に!?」緑
「ウ゛ィ〜ン!」穴
大量のアーナロイド出現!
「ハクタクさん、逃げて!」緑
「ああ、任せたよ!」ハク
襲い来るアーナロイドを、素手で叩き伏せるセンちゃん!
バーツロイドの砲撃!
爆発に巻き込まれ、変身!
水平飛行しながら、ディーロッドでアーナロイドを薙ぎ倒し、崖を蹴って反転して
今度はバーツロイドを斬り捨てる!
だが、今日は豪勢に、「イガイガ君!」まで投入!
火花を散らす一騎打ち!お互いの剣が火を噴く!
先に倒れたのは、変身が解けたセンちゃんだ!
が、直後にイーガロイドも大爆発。

○ハクタクは自分の隠れ家に、センちゃんを運んだ。
「ひどい傷じゃ・・・。修行が足りんから、あんな奴らにやられるんじゃ・・・」
ハク
センちゃんの右胸には、大きな傷が・・・。
「医者に診せた方がいい」ハク
「ダメだ!・・・医者に連絡したら、この場所が宇宙警察に伝わってしまう。
そしたら、ビョーイが・・・」緑
「じゃが・・・、命にかかわる傷じゃぞ」ハク
「俺は大丈夫。ハクタクさんの方が・・・」緑
気絶するセンちゃん。

宇宙漢方のお医者さん、何とかしてよ。

○デカベースでは、センちゃんの行方を捜すでもなく、みんなで心配していた。
「センちゃん、一体どうしちゃったんだ?」青
「大切な目撃者を連れ出すなんて・・・」黄
「まさかセンさん、ビョーイに乗っ取られてる?」桃
「お前、仲間を疑ってんのかよ?」赤
「どうします?」鉄
「センのことだ。何か考えがあるに違いない。
いずれにせよ、切り札はセンだ!」犬

○センちゃんが意識を回復した。
「熱も引いたようじゃ」ハク
「ずっと、看病していてくれたんですね」緑
「勘違いするな。わしを守ってくれんと、困るからじゃよ」ハク
容態が落ち着いて、安心したハクタクは、スピリト星人を燻り出す薬草を探しに
行った。

「誰がビョーイに乗り移られているんだ?」緑
傷ついた体を押して、逆立ち推理に入るセンちゃん。
ふと、目にはいったのは、ハクタクが置いていってくれた薬ビン。
「・・・薬?・・・あっ!よし、それだ。その方法だ!」緑

○センちゃんの連絡で、仲間が駆けつけた。
センちゃんは、怪しげな儀式(違)の用意をしていた。
「なぜ姿を隠したの?」黄
「やっぱり、ビョーイに乗り移られてるの??」桃
「うん。俺じゃない。この中に、乗り移られてる人間がいる」緑
「なんだって?」赤
「可能性、有り」黄
「またホージーさんだったりして・・・」桃
「なに!?」青
「じゃあ、どうします?
いっせ〜の、せ!で、怪しい奴を指差しますか?」鉄

なぜ、そんな言い回しを知ってるんだ?

「あ、大丈夫。見分ける方法があるんだ。
ハクタクさんが、乗り移られてるかどうか判断できる薬を、調合してくれたんだ」
緑
用意した薬を、卓の上に置くセンちゃん。
「この薬を飲むと、激しいくしゃみが出る。苦しいけど、死ぬほどじゃない。
でも、ビョーイに乗り移られてる人間は、くしゃみが出ないんだ。
みんな、飲んでくれるよね?」緑
「・・・」赤・青・黄・桃・鉄
「もちろん、まず俺が飲むよ」緑
薬を口に含んだセンちゃん、激しいくしゃみを始めた。
「これを飲めば、証明できるんだな!?」赤
最初に手を出したのは、バンだ。
続いてホージーたちも。
「?」青・黄・桃・鉄
「ハ、ハッ、ハックション!」赤
くしゃみが出たのは、バンだけ・・・?
「えぇ?」青
「なに、みんな乗り移られてるのか?!」赤
それまでくしゃみを続けていたセンちゃん、突然静かになり、一同の前に進み出
た。
「ビョーイに乗り移られてるのは、バンだね?」緑
「!」赤
「どういうことだ?」青
「これはただの、ビタミン剤さ。
飲んだってくしゃみなんか、出るわけ無いんだ」緑
「なるほど!センさんって、頭いい!!」鉄
「な゛ぁ〜、バレたか!!」赤
突然一同に襲い掛かるバン!
いつものバン以上の、大暴れ!!
「やめろ!」緑
センちゃんの胸倉をつかみ、壁に押し付ける!
そこへ杖が飛んできて、バンの背中に当たった!
「お前が狙っとるのは、このわしじゃろう!!」ハク
バンの注意を惹き、洞窟の外へ逃げるハクタク!

○宙を駆け、ハクタクを襲うバン!
駆けつけて、変身するデカレンジャー!
「やめるんだ、バン!」緑
「うるせぇ〜!!」赤
ブルーとブレイクが二人掛かりで押さえつけても、振りほどかれてしまう!
ピンクとイエローも跳ね飛ばし、ハクタクを守るグリーンに飛び掛る!
「やい!わしはこっちじゃ!!」ハク
再びバンの注意を惹き、逃げるハクタク!

清流沿いにハクタクを追うバン!
必死に止めようとするブルーとブレイクを、川に叩き込む!
ついに、ハクタクを追い詰めて、羽交い絞めにした!
「今じゃ、センちゃん!あの草を撃つんじゃ!」ハク
ハクタクが指差す先には、本に載っていた花が!
「あれは!」緑
言われたとおり、岩陰に咲いている花を撃った!
「ハッハッハ!!狙いが外れてるぞ!・・・う、なんだこれは?」赤
バンたちの方に、白い煙が流れてきた。
グリーンが撃った薬草が、銃撃によって気化し、煙となってバンを燻浄し始めた!
「まさか!」赤
苦しむバン!
「ハクタクさん、ついに見つけたんですね!」緑
「スピリト星人を燻り出す薬草じゃ!」ハク
バンの口から飛び出すビョーイ!
「バン、大丈夫か?しっかりしろ!」青
「ごめん、相棒」赤
「相棒って言うな」青
「はぁ〜、苦しかった。あいつ、俺のこと思うままに操りやがって!」赤
「みんな、なにやっとるんじゃ!逃げられるぞ!」ハク

○ビョーイは怪重機に乗り込んだ!
専用操縦席を、放置しておいたのか。間抜けどもめ。
ペグを引き抜き、怪重機大暴れ!
デカマシン・デカバイク発進!

デカバイク、前輪がホイルスピンしてる・・・。
前輪駆動なのか?

「こうなれば、出直しだ!」憑
怪重機を飛ばして、町の方へ逃げるビョーイ!
ライディング・デカレンジャーロボで追跡!怪重機を追い詰める!
墜落したところでデカバイク、特捜変形!
スリーブ・ソードでダメージを与え、ジャッジメント・タイム!
「スピリト星人ビョーイ!48の惑星において住民に乗り移り、破壊の限りを尽く
した罪で、ジャッジメント!」緑
判決は、×!
「デリート許可!」赤・青・緑・黄・桃
デカバイクロボのソードトルネードで斬り刻まれ、「Got you!」赤・青・緑・
黄・桃・鉄
「これにて一件コンプリート。この世に解けない謎は無い!」緑

○清流のせせらぎを聞きながら、ハクタクが少女の姿で立っていると、センちゃん
達が戻ってきた。
「ハクタクさん、本当にありがとうございました」緑
「お礼をしなきゃならないのは、こっちです」ハク
「?」緑
「この年になるまで、宇宙を旅して薬草を探し続けて、こんな私に命をかけてくれ
たのは、センちゃんが初めてでした」ハク
「また、これから宇宙へ?」緑
「ええ。薬草を探しての、当ての無い旅です。
これは、せめてものお礼です!」ハク
ハクタクちゃん(違)は、ハート型の宝石箱のような物をセンちゃんに差し出し
た。
「え?開けて見てもいいですか?」緑
「ええ」ハク
センちゃんが箱のふたを開けると、中からボン!と白煙・・・.たちまちセンちゃ
んおじいさん・・・。
「おお?」緑爺
「ええっ?!」赤・青・黄・桃・鉄
何が起こったかわからず、川面に顔を映してみる。
「よっこらせっ・・・ええっ?!」緑爺
変化!
「へっへっへっ!やったのじゃ!
これでわしらは、似合いのカップルじゃ!」ハク
「戻せ!・・・戻してください、お願いします・・・」緑爺



デカレンジャーとデカブレイクの活躍で、人類は破滅の危機から救われた。
これからもその頭脳で、地球の危機を救ってくれ、センちゃん!
戦え、特捜戦隊デカレンジャー!!

破滅の危機って・・・、そんなに深刻なストーリーでしたっけ?

○オマケコーナー
鉄工所にて。
SPD湯飲みで、渋茶をすするセンちゃん。
「はぁ〜、このまま戻らないのかなぁ・・・、わし」緑
「いいじゃない、ロマンスグレーも」白
その時、テーブルに置いた箱から再び白煙が沸き起こり、センちゃん無事元に戻
る。
「あ、戻った!」鉄
「惜しいわね、似合ってたのに・・・」白
「むっ!」緑

他人事だと思って・・・。大体あれは、ロマンスグレーを超越してるぞ。

ハクタクは、宇宙を彷徨って、何の薬を作りたいんだろう?
・・・やはり、惚れ薬かなぁ?

-- 
「蒸着せよ!!」 Red Lantis redlantis_@Yahoo.co.jp
アットマークの前にアルファベット小文字でタイプRと加えてください。