大変 感動しました。
次回作を楽しみにしております。

"北條武志" <takeh@m6.dion.ne.jp> wrote in message
news:JvJ2b.97$Ce5.79@news1.dion.ne.jp...
> 北條ともうします
>
> 失業し、電算機系の会社を回ってみたのですが、縁無く、
> とうとう、失業給付も終わりとなってしまいました。
>
> 今後の身の振り方は、未だ決めていないのですが、電算機
> の世界からは離れることになりそうです。
>
> そこで、20年以上電算機にかかわってきた人間として、これ
> から経験を積もうという方々に、いくつか言葉を贈らせて頂こ
> うと考えました。経験を積まれた方には、釈迦に説法かもし
> れませんが、笑っていただければ幸いです。
>
> 今回は、その1として、システム管理者編
>
> 1)壊れてないなら、直すな
>  情報工学の第一原則としても有名な言葉ですが、システム管
> 理者には特別な意味があります。ご存知のように、システム管理
> 者は、常に暇そうにしていると思われています。実際には、環
> 境構築、バックアップ、ハード・ソフトの改修等と忙しいにもかかわ
> らず、些細な問題や、マニュアルに書いてあることの問い合わせ
> が後を絶ちません。
>  まあ、そこで、ぶつぶつ言っている内は良いのですが、ついつい
> ユーザー教育や、情報のマニュアル化、管理ツールの整備、と言っ
> た無駄なこと(効果があったという管理者がいたら教えてください)
> を始めた挙句、さまざまなシステム改造に手を出してしまいがちで
> す。
>  残念ながら、このような末期症状では、システム管理者は、思わ
> ず「マシンが恋人」とか「基板は友達」とかつぶやくようになってしま
> います。それもまた人生ですので、良いのかもしれませんが、ふと
> 人生を振り返ってみて、「一度で良いから人間の恋人が欲しい」とか、
> 「家庭を持ちたい」とか思ったとき、自分の仕事の基準として、上記
> の言葉を思い出してください。
>
> 2)メモリの1バイトは、血の一滴
>  太古の昔から、システムが不調になる原因の多くは、メモリに関係
> しています。仮想メモリが実装されたからといって安心してはいけま
> せん。より多くの実メモリを確保するための技術は、多くのプログラマ
> に知られており、気まぐれな改造プログラムの実行で、メモリ不足か
> らシステムの再起動といった処置がとられる事は後を絶ちません。
>  システム管理を始めたころは、スワップスペースを自在に操ったり、
> オラクルを動かしつつ、ユーザープロセスにメモリ制限をかけたりす
> る事で満足しがちですが、実際の運用で直面する事態は、さらに複
> 雑です。少しのメモリの確保の為、MBUFを変えるのに adb -k を
> ためらい無くできるように(メモリが足りないときに、Webminとかが
> 使えると思わないように)普段の修行が大事です。
>  残念ながら、そこまでシステムの運用に気を使っても、より巨大な
> プロセスの実行への要求は後をたちません。無理を言われたとき、
> 魂の叫びとして、上記の言葉をお使いください。
>
> 3)誰も信じるな
>  システム管理者は孤独です。普段から、「何もしてないのに、壊れた」
> (実際は、ウイルスを実行した)とか、「メールがエラーになる」(あて先
> に住所氏名を入れた)とかといったユーザーの相手をさせられること
> になっていますから、人間不信になるのもやむをえないのですが、
> 人間として、どこかに、誰かを信じたいという気持ちが残っている場合
> が多く見られます。残念ながら、システム管理者の道を歩み始めた以
> 上、単に、周りのユーザーを信用しないだけでは不十分です。
>  例えば、Googleで何か検索したとしましょう、残念ながら、現在の
> インターネットに流れている情報を考えると、あなたが検索した情報の
> 半分以上は、古すぎるが、単なる希望か、冗談のネタであり、役に立
> たないことになります。
>  メーカーに電話して答えが返されたとしても、安心してはいけません。
> 多くの場合、一次対応の娘さんは真剣にあなたの問題を心配してくれ
> ていますが、その後ろにいる技術者は、たとえうまく行かなくとも、肩を
> すくめるだけです。
>  どうか、システム管理者であるあなたを助けられるのは、あなただけ
> であることを深く認識してください。インターネット、特にfj.jokes に流れ
> た話を信じてリストラにあっても、あなたの責任だということを忘れない
> ように。
>
> # 言いたいことは山ほどあるけど、この辺で
>