眉唾ものの「*現代*宇宙物理学」
ハッブル(Edwin P.Hubble; 1889-1953)によれば[どの銀河も地球からの距離に比例
する速度で“後退”している]という。だとすると、地球からの距離を r とし、
その距離に達する迄の時間を t とすると、
dr/dt = kr (但し、k は定数)
という、簡単な微分方程式が成り立つ筈であり、この微分方程式を解くと、
r(t)=B{exp(kt)} ---- ここで、Bは t=0 の時のその銀河の地球からの距離
が得られる。 かくして、宇宙は*指数関数的な速度で膨張を続けている*という
ことになる。
しかし、これは相対性理論と矛盾する。相対性理論によれば、物体は光速を超える
速度で動くことはできない筈だからである。
現代宇宙物理学では、姑息にも、“宇宙の地平線”なる概念を導入し、光速度に
達した銀河は、いかなる望遠鏡でも「見えない」としている。だが、宇宙が指数
関数的にどんどん膨張を続けているのであれば、見えなくなってしまう銀河も
指数関数的に増加していく筈である。
宇宙が膨張している根拠は、赤方偏移(red shift)と背景放射の存在にあると
言う。しかし、赤方偏移や背景放射が宇宙が膨張していなければ在りえない
ことが証明されているわけではない。
一方、「膨張宇宙説」によれば、時間を逆のぼったならば、つまり、昔に帰れば
帰るほど、宇宙は“小さかった”ことになる。 かくして、時間や空間に「始源」
が在り、その「始源」から Big-Bang と呼ばれる「大爆発」によって、宇宙の
膨張が始まったのだと説かれる。
Big-Bang の提唱者はガモフ(G.Gamow; 1904-1968)らしいが、この人物は、
相対論や量子論を誤解して、“不思議の国のトムキンス”なる(“不思議の国の
アリス”を真似た!)物語を書いて、一儲けした、かなり、いいかげんな
人物である。
今日の宇宙物理学において「定説」とされているものの、果たして、何割が
百年後まで「定説」として残るであろうか?
M_SHIRAISHI @ The_New_York_Academy_of_Sciences
http://www.age.ne.jp/x/eurms/Ronri_Kaikaku.html
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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