その後の報道によると、群馬県のある高校では情報Aを未履修にしていたとか
で、ここでも生徒の卒業をどうするか問題になっているという。
「情報A」などという科目は、何をやっているかと言えば、パソコン教室に生
徒を集め、WWWページのブラウジングをさせている程度のことである。こん
なくだらない科目を設けて必修にしている教育行政というのも、まったく困っ
たものである。
そんなものはやらず、他の科目にその時間を割り当てたというのは、学習指導
要領違反ではあるだろうが、その規則さえなければきわめて常識的な措置だ。
その方が何をやるにせよ教育効果はあるだろう。
他方、「総合的な学習の時間」は実質的には「総合的な遊びの時間」などと揶
揄されているような有り様だし、東京都などは「奉仕」の時間などというもの
まで置かせようとしている。一体どこでどのような「奉仕」をせよというのか。

学校も週休2日制になり、教科・科目の精選こそ必要とされている時に、馬鹿
馬鹿しいとしか言えないような「時間」を増設させようとする。まったく必要
な方向性とは逆の方向である。
教育現場は、馬鹿な教育行政の役人どもに振り回されている。