"mindows" <message@tohgoku.or.jp> writes:
> > フランスとしては、アメリカとの協調考えないわけでもないが、現在交渉を急
> > いでいる側はブッシュ政権であって、フランス側からあわてて譲歩する必然性
> > はないでしょう。
> 
> 傍から見ると、国際社会の大事であるから、早めに決着しないと、陰謀論ふうの見方
> も出てきますね。(笑)

2003 年 2、3月の時点では、
「イラク周辺地域に展開した兵士の疲労」
「猛暑の到来の心配」
で、ブッシュ政権としては
>国際社会の大事であるから、早めに決着しないと
となったわけです(当時から、軍人からも準備不足の批判はありましたがね)。

これと比較して、現在フランス(ドイツ、ロシア含む)側から見た時に
>国際社会の大事であるから、早めに決着しないと
という必然性はなんでしょうか?
# むしろ中途半端な対応をしてイスラム原理主義対キリスト教世界などという
# 構図ができるとまずい。
もともとフランス側の忠告も聞かずに準備不足のまま乗り出した戦争ですから、
戦後苦境に立ってもアメリカ側が解決すべき筋合いの問題ですね。

真剣にイラク復興に国際社会が貢献することを考慮しても、まずイスラム原理
主義グループとアメリカ占領軍のゲリラ戦の停止が前提となり、それに最も効
果的なのはアメリカが占領を止めることですね。
# アメリカ軍撤退後、アラブ諸国含む多国籍軍展開でも、イスラム原理主義グ
# ループは目標失いますね。
また、ブッシュ政権が招いた混乱状態なのに多国籍軍の主導権は譲らないとい
うのもおかしな話ですね。

「陰謀論ふうの見方」というのが何だかわかりませんが、ブッシュ政権の現在
の苦境は単に身からでた錆ではないですか。

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Kiyohide NOMURA
Department of Physics,
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