Kaz Hagiwara <kazhagiwara@yahoo.co.jp> writes:

> > > 大統領選間近にまた新たなテロで多くのアメリカ人が犠牲になるようなことがあ
> > > ると、皮肉なことにブッシュ政権には追い風となるわけですが……。
> > 
> > 皮肉をいえば、それで、ブッシュ政権はアルカイダ追求の手を緩めてまでイラ
> > ク戦争に乗り出したわけですか?
> 
> どうもそのあたりが解せないんですよ。ブッシュ政権は何を考えているんだろう。
> 
> ○ 9月11日のWTC破壊テロ
> ○ アフガニスタン攻撃 (ウサマ・ビンラディン地下に潜り録音テー
>   プで反米勢力を鼓舞)
> ○ イラク攻撃 (サダム・フセイン地下に潜り録音テープで反米勢力
>   を鼓舞)
> 
> 世界的なニュースになるくらいのセンセーショナルな破壊が起こるとす
> ぐに、同じくらいのインパクトがあるセンセーショナルな報復、その完
> 全解決を待たずに再びセンセーショナルな話題を振りまきつつ「イラク
> 国民開放のための戦い」を起す。

アフガニスタン攻撃とイラク攻撃は似ている点もありますが、アフガニスタン
攻撃はWTC破壊テロにたいする反撃という面があったのにたいし、イラク攻
撃の根拠はそこまで明白ではない。

実際、アフガニスタン攻撃は広範囲な国際的支持を取り付けたのにたいし(反
対したのはタリバン政権と後はどこだろう)、イラク攻撃はフランス、ロシア、
中国、ドイツなどの反対を押し切ってアメリカとイギリスのみで行動に移った
わけですから。
戦後復興に国際的協力取り付けるのに苦労するのは当然。

さすがに外交感覚に富むイギリスではイラク戦争に対する反省もで始めている
ようです。

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テロとの戦いを阻害も イラク戦争で英外交委
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030801-00000034-kyodo-int

 【ロンドン31日共同】英下院外交委員会は31日「対テロ戦の外交的側面」
と題する報告書を発表し、英米などによる対イラク戦争がテロとの戦いを進め
る上で阻害要因になった可能性があると批判した。

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Kiyohide NOMURA
Department of Physics,
Kyushu University,
812-8581 Fukuoka
JAPAN

e-mail:knomura@stat.phys.kyushu-u.ac.jp
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