Kiyohide Nomura wrote:
> kaz hagiwara <kazhagiwara@yahoo.co.jp> writes:
> > # 所在情報だけで一人頭18億ドルの懸賞がかかっていたわけですが
> ミス訂正
> 単位はドルでなく円です。

ありがとうございます。CNNの記憶とNHKの記憶が頭の中でショートしちゃったみたいで。

> http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030726-00000055-kyodo-int
> 米国防総省筋は25日、...
> 2人分の報奨金3000万ドル(約36億円)全額を支払う意向を明らかにした。

まだ「意向」ですから……。とは言え、この類の金は密告者保護のため
にも「支払った」という証拠を出しにくいし、後になっても結局は分か
らず仕舞いかもしれませんね。


> htp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030727-00000464-jij-int
> 攻撃受け、米兵2人死傷=犠牲者は子息殺害後10人に−イラク
> ...
> 息子の殺害がゲリラ攻撃の沈静化につながるとの米軍の期待は打ち砕かれた。
>  (時事通信)
> [7月27日21時2分更新]

アメリカは「サダム・フセインとその息子たち」のブランドと求心力
に、反米勢力のパワーソースがあると見ていたんでしょうが、実際は
「反米」そのもののもつ求心力が強いということなんでしょう。これで
はサダム・フセインを捕え、あるいは殺害しても、根強い反米感情をパ
ワーソースにしたゲリラ戦は止まない可能性もあります。

> > 大統領選間近にまた新たなテロで多くのアメリカ人が犠牲になるようなことがあ
> > ると、皮肉なことにブッシュ政権には追い風となるわけですが……。
> 
> 皮肉をいえば、それで、ブッシュ政権はアルカイダ追求の手を緩めてまでイラ
> ク戦争に乗り出したわけですか?

どうもそのあたりが解せないんですよ。ブッシュ政権は何を考えているんだろう。

○ 9月11日のWTC破壊テロ
○ アフガニスタン攻撃 (ウサマ・ビンラディン地下に潜り録音テー
  プで反米勢力を鼓舞)
○ イラク攻撃 (サダム・フセイン地下に潜り録音テープで反米勢力
  を鼓舞)

世界的なニュースになるくらいのセンセーショナルな破壊が起こるとす
ぐに、同じくらいのインパクトがあるセンセーショナルな報復、その完
全解決を待たずに再びセンセーショナルな話題を振りまきつつ「イラク
国民開放のための戦い」を起す。

しかしその間北朝鮮からの挑発にはほぼだんまりを決め込み、イエメン
沖でいったん拿捕したミサイル輸送中の北朝鮮貨物船をそのままイエメ
ンに入港させ、あとはおかまいなし。また、バリ島爆破事件で死んだの
は、オーストラリア人ばかりではなく、アメリカ人も相当数いたにもか
かわらず、そちらのほうはオーストラリアの国民感情とそれを後ろ盾に
したハワード政権にまかせっきり。ジャミア・イスラミアというアルカ
イダのようなインドネシアのイスラム原理主義武装テロ集団については、
対テロ戦争を起す気配もありません。

一方イランの方は逆にアメリカの方からチクチクと挑発されているわけ
ですが、そのイランはと言えば、

> アルカイダ追求の件に関しては、ブッシュ政権より、(ブッシュ政権に悪の枢
> 軸呼ばわりされた)イランの方が熱心なようで。

せっせとアルカイダ狩りに協力しているように見える。

いったいどうなっているんでしょう。

萩原@グリフィス大学