加藤@ODNです.

In article <86wtaso3y3.fsf@bsd2.4bn.ne.jp>, Yoshitaka Ikeda wrote:
>taka <lsi11@infoseek.jp> writes:

>> 最近、インターネットそのものの定額制に疑問符が
>> つき始めているのが気がかりです。大容量コンテンツの
>> 増加や、PCの性能向上により帯域を圧迫しているとのことで。
>
>私も、WinnyとかGyaoとかYouTubeの文脈でそういう文章が出るたびに
>心配しています。ADSLが出てきてようやく
>「本来のインターネットになった」
>と思ってます。常時接続が前提という意味で。
>常時接続している以上、ベストエフォートで帯域割り当てるのが
>ISPの仕事であってそういう契約をしているはずです。
>
>帯域が込み合ってるときに遅くなるのは仕方がないし、その遅くなり方が、
>広帯域アプリケーションの方が制約が多いってのも理解はできるんですが、
>そうでないときにも制約しようとか、そういう動きはいかがなものかと思って
>ます。

はて,私の理解とかなり違いますね.この話は,広帯域アプリケーションの展開が予想よ
り早く,回線業者の設備の増強が予定より早く必要になってきて,その費用を誰が負担す
るのか? というだけのことだと思います.どこからかお金が湧いてくるわけはないの
で,回線業者の見込み違いを責めても意味がなく,誰がどう負担するかを適当なところに
落とすしかないでしょう.

回線業者,コンテンツプロバイダ,利用者,あるいは国,誰がどれだけ負担するのが順当
か,というだけの話でしょう.もし誰も負担しなければ,何らかの制約が発生するのは必
然的な帰結です.とにかく設備を増強するお金が必要なんですから.

>今後、ユーザーあたりの必要帯域数は増えていくと思います。
>さて、そうしたときに「家庭の口の帯域」と「ISPからインターネットへの帯域」
>これの比率は変わらざるを得ないでしょう。
>
>その比率が低いままのISPは、「質の低いISP」との謗りは逃れられないでしょうね。
>インターネット上でそういう情報交換が行なわれることによって、ISPが質を上げること
>に対するインセンティブが上がるいいループができることを希望します。

なので,この議論は外してると思います.この辺りは当然の前提で,今問題になっている
のは,質を上げるのに必要な原資をどう調達するかということですから.

-- 
Hideki Kato <mailto:katoh@pop12.odn.ne.jp>

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