Yoshiaki FUYAMA wrote:
> 哺乳類でも毒をもったものがいることは,昨年,名古屋大学のグループ
> から報告されています.ブラリナトガリネズミという種で,毒性物質の
> 正体も判明しています.
>  http://org.chem.nagoya-u.ac.jp/glossary.html

 そうだったんですか。で、手元の週刊朝日百科「動物たちの地球39」を
見ましたら、ブラリナトガリネズミのことがでてました。トガリネズミ
としては比較的大きい方みたいですね。1992年時点では既に毒があることは
知られていたようです。昆虫・ミミズだけではなく、小型脊椎動物も食べる
とか。カエルとかイモリとかかな?
 
> この中にあるProc Natl Acad Sci U S A(2004)の論文は,当初
> Natureに投稿して,けられたそうです.現存する生物での発見の方
> が化石よりもはるかにインパクトのある発見だと思いますが...

 いきさつはわかりませんが、名古屋大学のグループは毒性分の単離に
成功したという話ですね。成分の同定・分子構造解析、毒性を検証しただけ
ではNatureは受け付けてくれないのか。

> なお,鳥には毒をもった種がいることは以前から知られています.
> Pitohui,Batrachotoxinあたりをキーワードにして検索してみて下
> さい.

 英語のページがいっぱい引っかかりましたが、どうも専門外なんでピンと
来ません。日本語のページとしては、
http://home.r02.itscom.net/ktym/athidathion/box20/column-209.html
に概要がありましたが、1992年のScienceに報告されているんですね。
やっぱり衝撃的な報告だったようで。明日ちょっとみてみようっと。

 ただ、これらの動物ではどのように毒を利用していたか、いまいちわからない。
根本的な「毒」の定義というのがあるけど。
 Pitohuiの方は捕食されないようにしているためみたいですね。毒を使って餌を
摂るためではなさそう。ブラリナトガリネズミの方は、顎下腺から毒を出すという
ことは、餌に噛み付いたときに、同時に毒を注入して捕食に役立てるということかな。
捕食する対象が大きいので、多少なりとも動きを落とすためか?要は
・防御用の毒
・捕食用の毒
に分けられるということですね。例の、毒牙を持った哺乳類化石が見つかったという
のは、後者の代表例であったということだろうな。

 「毒蛇の博物誌」(杜祖建著、講談社)を見ますと、蛇自体は三畳紀に発生した
ようですが、毒蛇の起源はやっぱり新生代になってからとのこと。ただしその発生
時期は6000万年前(暁新世)〜2000万年前(中新世)と推定幅が大きいけど。それ
以前にも有毒な動物っていたんでしょうが、とりあえず恐竜はコブラに噛まれる
心配はなかったんですね。巨大な大蛇と恐竜の格闘というのはなかったのだろうか?

#こう暑くなると、毎年恒例のDHMOの毒性・危険性が話題になりますね。
 
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\\        ・ . ・.  佐脇貴幸
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