ども、みやこしです。

佐々木 英朗 wrote:
> 
> 佐々木@横浜市在住です。

こんばんは。

> > 「英国戀物語エマ」第一章「贈り物」
> 
> # 戀の字、RDの撮るナビのタイトル変更で出せなかった。^^;

佐々木さんもRDユーザーでしたか。XS43だと、単漢字変換で変換するか、
ネットdeナビを使ってPCから登録すればおっけーでした。

ちなみに、改めてよく見たら、「国」の字も「國」の方でした。

> 
> > ■アバンタイトル
> 
> フェンスを何で磨いているのか興味があったり。
> # ピカールじゃあるまい。(ぉぃ)

何でしょうね。液体のワックスみたいなものでしょうか。

> > する。メイドは、少し手を止めただけで、また黙々と玄関の手入れを始める。
> > やがて掃除も終わり、道具を持って家の中に入ろうとしたメイド−エマは、明
> > るくなってきた空に飛ぶ鳥の群れをしばし見上げる。
> 
> こういう時、子供に返事してあげたり手を振り返したりしないのは
> 何でかなぁ〜と、ちょっと気になりました。仕事中だから?

これは私もちょっと気になりましたが、多分、エマの声が小さくて、
視聴者には聞こえなかったのだろう、という事にしました(脳内で(^_^;)。
エマの第一声を、原作と同じにしたかったからじゃないかな、と思っ
てます。

> 何とも大胆な構成ですね。OPはキャラ紹介の一部/延長として使われがち
> なのが、ここでは敢えて舞台紹介のみに徹しているのですね。

作品世界を端的に紹介する、という意味では正しいOPと言えるかも
です。

> >  掃除をしているエマ。エマが床に撒いているのは、お茶の出し殻のようです。
> > これを撒いてから掃くと、良い香りが立つんだそうです。この場面もオリジナ
> > ルです。
> 
> 生活マメ知識アニメみたいです。^^;

そういえば、「ケロロ軍曹」でも似たような事をやってたような気が(^_^;

> >  まず、グレアムさん(この人が何者なのかは不明。単に、この日先生と会う
> > 約束をしていた人、というだけのようです)からの連絡が、原作では電話がか
> > かってきた所が、メッセンジャーボーイが伝言を持ってきます。この時代、英
> > 国の電話所有者は全人口の1%にも満たなかったそうで、先生の家に電話があ
> > るのは不自然という事でしょう。原作には、この電話のように、考証がおかし
> > い点が幾つかあるみたいです。この辺りは、「エマ ヴィクトリアンガイド」
> > を作った村上リコさんが考証役として参加されているようですので、今後も原
> > 作との差異が出てくる事でしょう。ちなみに、小説版でもこの点は修正されて
> > います。
> 
> 成程。そういう細かい部分を、原作の所為にしてそのままにせず
> きちんと整えている辺りは実に好感度が高いです。

ただ、「エマ」の世界は、原作者の森薫氏の趣味・趣向・妄想等々が
色々な所に反映されていますので、あまり細かく時代考証を気にする
と楽しめないかもしれません。森氏自身、最近発売された単行本第5
巻収録分の執筆中に初めてロンドンに行き、「思ってたよりだいぶ違
う」事が7割ぐらいだったそうです。
#第5巻の「あとがきちゃんちゃらマンガ 金髪紳士がお好き」より。
#ちなみに、「割と思ってたとおり」が2割に、「(時間がなくて回
#れなかったなどで)行ってもわからない」が1割ぐらいだったらしい。

> > ったようです。先生がエマに追いかけさせるのも、エマがあまりにも気にして
> > いるようなのを見て、といった感じです。この辺り、いきなり先生が二人の仲
> > を後押ししようとしている原作と比べて、先生の態度がまだ中立的な感じがし
> > ます。
> 
> 原作のニュアンスは判りませんが、印象としてはアニメ版の先生の態度は
> リアルに感じました。

月一連載の原作と、週一ペースのTVアニメとの構成の違いによるもの
ではないか、という気がします。正直、原作と同じにすると、「何で
この先生はいきなり後押ししようとするのか?」と、逆に違和感を感
じるように思います。月一連載だと、このぐらい話を動かさないと退
屈過ぎるかもしれませんが。

> >  今回の話は、原作の第一話・第二話から構成されていますが、この場面だけ
> > 第四話からになっています。前倒しで持ってきたのは、エマの人となりをでき
> > るだけ今回で描きたかったからではないか、と推測します。エマがモテる事、
> > にも関わらず「皆断ってしま」っている事、読み書きを先生に教わった事、等
> > 々。エマの性格や、先生が単に雇い主というだけでなく、エマにとっても恩師
> > である事が判るシーンです。
> 
> 詰め込み過ぎという感じは無いのに、エマたんの周囲の状況が
> するっと理解出来る部分でした。作りが上手い。

はい。この前倒しは、良い構成だと思います。

> >  エマを待ち伏せする坊っちゃまはオリジナル。おそらく、家からエマが出て
> > 来るか、外から帰って来るかするのを待っているのでしょう。前を行き過ぎる
> 
> そんなに気になるのに直接会いに行けないのは先生が恐い所為なんですね。^^;

まず間違いなくそうでしょう(^_^;
#原作でも、やはりエマに会いに行こうかなと思いつつ、エマの前に立つ
#先生が先に思い浮かんで、「絶縁帯が…」と悩む場面があります。

> > スタル・パレスの話などをしているのは原作通りですが、エマが花売りの貧し
> > げな少女を気にしているのはオリジナルです。これは、彼女の生い立ちを暗に
> > 示す場面ですが、それは後に語られる事になるでしょう。この散歩の場面は、
> 
> やっぱり。
> # OPでも描かれてますし、重要ポイントかな?とは感じてました。

原作未読の方にそう感じられたのなら、おそらくスタッフの意図は成功
でしょう。

> > どちらにしても、ワケが判らなくて全然理由になっていないのは同じですが。
> 
> ナイスです。^^;
> # 人柄は悪く無いってのは良く判ります。

何と言っても、あのケリー先生にみっちり仕込まれていますから(^_^;

> >  さて、今回のクライマックスシーン(爆)です。原作では、エマが眼鏡を外
> > すだけで1頁を費やし、それを担当に指摘された森氏が
> > 「そこが大事なんです!」
> 
> 原作者は神かも。(爆)

同じ所が「ここが大事だ!」と思えたなら大丈夫です(^_^;

> > の出来でした。髪を下ろし、ブラシで梳かす。鏡を覗き込み、眼鏡を外して鏡
> > 台に置く。眼鏡の縁をなぞる指と、エマの瞳に揺らめくロウソクの灯。全ての
> > 動作がゆっくりと、丁寧に、雰囲気たっぷりに描かれているのが素晴しい。ま
> 
> こういう何気ないシーンをじっくり描いてくれる、それだけで感激です。

やはり、今回の見所は、この場面に尽きます。

> >  一転して、回想シーンの髪を三つ編みにした小さいエマがまた可愛いです。
> 
> お約束の一言を言わせてもらいます。
> 
> 萌えっ。^^;

そんなあなたには、森氏の短編集「シャーリー」もお勧めします(^_^;
#何と言っても13歳少女メイド。

> > おそらく、先生の家で働くようになって間もない頃の事でしょう。目が悪くて
> > 失敗ばかりしていたエマを救ったのは、先生がくれた眼鏡でした。エマにとっ
> > て、この眼鏡は他の何にも換え難いものだったのです。
> 
> 眼鏡欲しくなっちゃいました。
> # 既に眼鏡者であってもおかしく無いくらい視力悪いんですが。

ぜひメイドさんにプレゼント(違)
それはともかく、エマの視力がさらに悪くなって、これ以上ものが見え
なくなると、それはそれで先生の意に反する事になるかもです。

> >  結局、坊っちゃまにレースのハンカチをプレゼントされるのも、坊っちゃま
> > が「100枚でも200枚でも!」と言うのも原作通り。坊っちゃまの台詞が可笑し
> > いですが、レースのハンカチが「憧れの品」であるエマと、レースのハンカチ
> > などいくらでも買える坊っちゃまとの「違い」が端的に表わされている場面で
> > す。
> 
> いきなり溝を感じてしまいました。
> ひと昔前のアニメなら、坊ちゃんの脳天気さと愛の力(恥かしっ)で
> 解決してしまう所ですが、本作だとそれはなさそう。

というか、原作でも(少なくとも単行本収録分の話まででは)まだ解決
していないので、アニメ版ではどうするのかがまた謎です。

> > ■全体をみて
> 
> >  作画もお見事で、3DCGも背景動画などに上手く取り入れていると思います。
> > ただ、これが第1話限りで終わらないだろうか、という不安は残りますが
> 
> 逆にその点以外には何の不満もありませんでした。
> 予想外の収穫というか、これからが楽しみです。

あと、問題はプロ野球でしょうか(^_^;
サンテレビには、必殺ワザの「試合終了まで放送延長」がありますので、
例えレコーダーに録画自動延長機能が付いていても安心できません。
何時間でも延びますから…。
#第1話からして45分遅れましたし…。

> では、また。

では。

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宮越 和史@大阪在住(アドレスから_NOSPAMは抜いてください)
BGM : マジカルちょーだいっ by 宮崎羽衣