常泉です。

河野さんの投稿記事(あるいは、その変遷)から、何が見出せるか整理してみましょう。

河野さんに依れば
> なんでもありな理論には、なんの価値もないのが普通。それが論理
> 学の教えるところ... 
でした。
http://groups.google.com/groups?dq=&hl=ja&lr=&ie=UTF-8&group=fj.sci.physics&selm=3989874news.pl%40insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp

今回は、この点を「論理的」に解析してみましょう。
河野さんに依れば、なんでもありな理論には「普通」価値が無いのですから、
「特別」なら価値が有ることになります。
また、もし、文字通り「なんでもありな理論」というものを考えれば、
それは理論とは言えませんから「普通」という限定は不要なはずですね。

すると、「普通」という限定をわざわざ付加した河野さんの意図は、実は
なんでもありの理論と言いたかったのではなく、
「なんでも説明可能な理論」と言いたがったのだろう、と想像されることになります。

河野さんの発言は「なんでもありな理論」又は「なんでも説明可能な理論」に関し
http://groups.google.com/groups?dq=&hl=ja&lr=&ie=UTF-8&threadm=39f687a2.0406202032.64ca80e7%40posting.google.com&prev=/groups%3Fhl%3Dja%26lr%3D%26ie%3DUTF-8%26group%3Dfj.sci.physics
の投稿記事を意識した結果であろう事は、想像に難くありません。


でもね、河野さん。
T理論は「なんでも説明可能な理論」と言うほど図々しい理論ではありません。
それに近いのですが、そうではなく、正しくは

「T理論は、相対論に比べれば、
宗教・哲学の助けなど全く必要とせず、純粋な且つ理解可能な物理学だけで
物理現象を何でも説明可能にしている、と言うことは言い過ぎであるとは言えないほどに
新しい物理学の新境地を明確に示していると言える、
これまでに類の無い特別な理論」
と表現できるでしょうか。

河野さん! 何度も間違い?(あるいは意図的な?過誤?)を指摘されないように
もう一度、河野さんはT理論を調べ直してみた方がいいかな?ってなところですね。


kono@ie.u-ryukyu.ac.jp (Shinji KONO) wrote in message news:<3989874news.pl@insigna.ie.u-ryukyu.ac.jp>...

> 河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
> 
> > 「剛体が回転できないから相対論は間違っている」という主張は取り下
> > げられたと解釈してよいということですか?
> 
> だって、ローレンツ不変量は採用しちゃうんでしょ? それが何を意
> 味するのか彼は良くわかってないんだとは思うんだけどさ。
> 
> もちろん、相対論でも回転はあります。ただ、その回転は、相対論
> 的な円(あるいは双曲線) を描く回転なんだよね。相対論での回転
> って言ったら、ローレンツ不変量を保存する変換のことだから。そ
> れは、三次元空間での回転が距離を保存する変換であることと同じ。
> 
> なんでもありな理論には、なんの価値もないのが普通。それが論理
> 学の教えるところ... 
> 
> 別に勝手なものを勝手にやるのは勝手で良いんだけど、うるさく
> 付きまとうのはやめてくれってなところですね。

--------------------------------------------------------------------------------
常泉 浩志

相対性理論は間違っています。量子論も修正が必要です。
私は、新しい物理学の到来を告げる「T理論」を提唱しています。
「T理論」は、相対性理論の代替理論であり量子論も修正する理論です。
http://www.ni.bekkoame.ne.jp/tsuneizumi/

    − T理論を構成する物理の基礎 −
(1). 時間は普遍(絶対)である。
 従って、光速度不変という異常概念は不要となる。
(2). 物質の波動関数は実在であり、確率(振幅)ではない。
 これから、光は実在せず、仮想の物理現象となる。
(3). 質量エネルギーは不変である。
 速度が変化しても質量が変化することはない。
(4). 力の大きさは従来の2倍である。
 遠隔作用で交換されるエネルギーに関連し、量子論で重要になる。
(5). 速度の異なる系間では4(次)元座標が均等に収縮する「T収縮」が起こる。
 4(次)元座標は現実の空間の座標ではなく、作用空間の座標である。

    − T理論から得られるいくつかの結果 −
(1). 加速器における荷電粒子の加速運動は、相対論とT理論で一致する。
(2). 水星の近日点移動が軌道の数値計算から99.9%以上の正確さで計算できる。
 この軌道計算は任意の楕円運動で可能である。
(3).  原子時計は、重力ポテンシャルの変化に起因する時刻の変化を示す。
 GPS衛星搭載の原子時計の変化は時間の変化とは無関係に説明できる。
(4). 1次、2次のドップラー効果の理論値は観測結果と一致する。
(5). 水素原子のエネルギー準位が従来より正確な値として与えられる。
 2S(1/2)、2P(1/2)に関しては、ディラック方程式の解に比べ
 実測値との誤差が10%以下になる。
(6). 自己エネルギーと質量エネルギーが一致し、物理理論の整合性が高まる。
(7). 従来理論におけるボーア半径の異常性が改められる。
(8). 電子雲分布から、水素原子の正確なエネルギー準位を求めることができる。
 この事実は波動関数の実在の証拠となる。
(9). 質量不変の帰結として、繰り込み理論が不要となる。
 繰り込み理論を用いずにラムシフト計算が可能となる。
(10). ローレンツ不変量は、T理論で従来と同様の役割を果たす。
 ローレンツ不変量は相対論と必要十分の関係にあるのではない。
(11). デルタ関数は修正され、素粒子を表す大きさのある自由空間の波束として示される。
(12). 波動関数実在の帰結として、観測問題が解決する。
 波束の収束という異常概念は不要になる。
その他、数多くの興味ある結果がT理論から導かれる。

 「T理論改訂版」では、以前発表した「T理論」の内容の一部が修正され、
相対論の分野もさることながら、特に量子論の分野でのT理論の正しさが
定量的に鮮明になってきたため、従来の相対論と量子論に比べ、
T理論の理論的優秀さがより明確な形で示されている、と言えるだろう。