河野真治 @ 琉球大学情報工学です。たまには、ここを使ってみる。

Prolog 上で書いた時相論理検証系Liteは15年前。

で、どうも、いまいちだなと思って考え出したのが、CbC。この上
で Lite 的な検証系が動くのはわかっていました、ってよりは、動
くように言語を考えた。で、今朝、動きました。めでたい。祝杯上
げたいぐらいの気分。だが、実際には徹夜明けのへろへろな感じで
す。まだまだ、改良するところとか、考えるところとかたくさんあ
るしなぁ。(もっと、早い時間に出来てりゃ、実際に飲みにいった
はずだ...) 

そもそも、CbC上のTableauって、2000年に応募したさきがけのネタ
だから、実現するまでに6年もかかってるのか。間抜けだ。最初の 
Report はソニーに出してるしなぁ。まぁ、あまり、受けなかった
ので、琉大に来たわけなんだけど。

CbC (Continuation based C )は、ソフトウェア科学会で発表する
ので、暇なら聞きに来てください。

で、(PowerPC上で)速度を計ってみると、Lite よりも200倍ぐらい
速いらしいです。CbC が速いってよりは、Lite が遅すぎなんだよ。
結構なことです。(なんだが、SPINとは比べる気がしない... 別に
今の時点で負けたってどうってことないんだけどさ... ) 

で、思い付いて、Intel Mac 上のSICStus Prolog ではどうかなと。
SWI PrologとかXSB とかのFreeなPrologは、やっぱり遅いです。
SICStus/QUINtus は、Threaded code というのを使っているので、
(native compilerでなくても) かなり速い。

なんだが、Intel Mac 上で動くのは、

SICStus Prolog 3.12.7 will be released this month, including an
Intel/Mac OS X distribution.

とか書いてある。ってことは、まだ、動かないのか。SICStus 4 も
出ちゃうしなぁ。もっとも、最近は、Prolog で書くことはほとん
どないんだけどさ。

さらに、SICStus Prolog はライセンスが切れている。システム更
新の狭間にあたってしまったので、微妙に更新しづらい。たいした
金額じゃない(たぶん、EUR 440 / 800 )。でも、個人で出す金額じ
ゃないし... 

でも、予算がないわけでもないんだよな。でも、半年待てば、シス
テム更新で入るし...  半年、しかも、Prolog に4万円は出せない
だろ〜 う〜が〜

あ、でも、Intel Mac(2GHz) 上のSWI Prolog の方が、PPC PB17(1.
6GHz)上のSICStus Prolog よりも25%ぐらい速い。うが。PPC PB17
のSWI Prologは、倍ぐらい遅いのに。

---
Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科