Re: 地磁気の自転
河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
In article <FmQhd.2$pK.0@news7.dion.ne.jp>, "DH.Shiozaki" <dh.shiozaki@s3.dion.ne.jp> writes
> >>東京タワーは、当然、自転していますから、上の図に当てはまり、
> >>「emf」が生ずるという意味です。
> 起電力が発生して、電位差が発生すると理解して宜しいですか?
この話、fj で前に見たことある。その時も、電位差があったとし
ても回路がないから電流は流れないってな話でした。面積ゼロだっ
たら起電力はゼロだし。どんな回路を組むかは結構謎なんだけど、
回路を組めば発電できるんだと思います。電気的な潮汐力みたい
なものか?
「磁場を横切る導体があれば、電場が生じる」
> これは、「地球磁場が地球自転ととも回転していて、地表の垂直の導線が、
> 当然、地球の自転と「いっしょに」回転しているならば、」
> 互いの相対運動がないので、emfの発生はないという
> ことのつもりなんですが。
静止系(太陽系に対して)から見て磁場があり、そこを東京タワーが
横切っているのは良いんですよね。自転系から見て、磁場に対する
相対速度がないなら、そこには電場があるってことです。で、僕は
電場があるんだろうと思うわけです。
> できれば、地球と一緒に回転している、「地表の人間」を基準に
> 表現してくれたらと思いますが?
わざわざ難しい座標系で考える必然性はないってのが相対性理論
なんだけど...
> ここでの回転は、マクスウェルの式に出てくる「回転(カール)」
> でなく、単純に、地磁気が地球自転の回転とともに回転している
> 様子を示しているとご理解ください。
結構強力な地球の磁場の元はと言えば、地球の中心部にある鉄分の
自転の効果なわけですよね。それは、電荷の回転の効果でしょう。
これは、実は、東京タワーの話の逆ですよね。
「電位差があるものが回転しているから磁場が生じる」
この話で思い出すのは、地下と地上の温度差を利用して熱電対で発
電するってSFです。なんと、アシモフの銀河帝国の興亡だったりす
るんですが...
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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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