Re: BSE検査の緩和
河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
In article <20041020043911.A6FE.MUELLER.----CUT_HERE----@inter7.jp>, Sampo <mueller.----cut_here----@inter7.jp> writes
> Shinji KONOさんの<3990736news.pl@rananim.ie.u-ryukyu.ac.jp>から
> >>本当に微量で大量に複製されるってことなら、日本でも、大量の
> >>BSE牛が発見されいるはずです。
> そういう想像だけでものを言おうという姿勢はあまり科学者として
> 褒められたものではありませんね。
え?
日本でのBSE牛の発見率が十数頭ってのは事実ですよね。でアメリ
カではカナダからの輸入牛が一頭なんでしょ? それが事実ですよね。
で、それがどうしてかもわかっていて、アメリカでは動物性飼料を
大量に使ったりしなかったからです。
一番ひどかったイギリスでも人への感染は100人程度、これは、も
ちろん、これからも増えるわけだけど、一応、封じ込めには成功し
たと言えるでしょう。
異常プリオンが微量でも感染するって方が想像だと思うけど... で、
日本の牛の危険性よりもアメリカの牛の危険性を大きく見るにいた
っては、僕は事実を無視しているとしか思えないです。
一方で、オーストラリラ産に関してはフリーパスだし。僕は、アメ
リカとオーストラリアのBSE牛の危険性は同程度だと思う。
なんで、危険性の低い問題をこれだけ重視するかと言うと、
日本の食の安全性に関する生産者の意識が低い
からですよね。これは、その通り。BSE牛も、雪印事件も、O157 も
記憶に新しい。問題なのは日本であって、そこを無視してはいけな
いです。今回のアメリカの騒ぎは、そこから目をそらすための花火
だと思う。
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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
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