Re: 国 民 の < 利益> と基本的人権
河野真治 @ 琉球大学情報工学です。
In article <cjlmok$b7b$1@news-est.ocn.ad.jp>, "Golden Cross" <pumpkin-soup@coral.ocn.ne.jp> writes
> > > 「国益」とは憲法が予想するところの<憲法価値>
> > > に他なりません。
> > これですか。
> > ごめん。僕には、さっぱりわかりません。
> そうです。
これと、その直後に続く、
> そりゃあ、貴方の場合、情報工学を理解するのと同じくらいの年月
> をかけなければ本当には分りません。しかも、今からではその倍はかかると
> いうのが話の筋というものです。分りますか?まっ、貴方に謙虚さがあれば、
> という趣旨をこめての私の意見ですがね。
これって、全然つながってないよね。そんなことやっているから、
馬鹿って言われるんじゃないかなぁ。って、僕は馬鹿だと思うわけ
だが。いったい何が「そうです」で、何が「そりゃあ」なんだ?
まぁ、それはいいんだけど、(君が馬鹿なだけなんで...)
国益みたいな、おそらく「それが増すのが良い」というような概念が、
憲法みたいな法律によって規定される
ってのは、それ自体が変だよね。もちろん、憲法には、日本が国際
的に名誉ある地位を占めたいと思うみたいな文面もあるわけだけど、
それは、どちらかといえば、「その文面があるから、それが国益だ」
みたいな根拠には使えないでしょう。
さらに、「基本的人権」ってのが微視的な権益なのは、それが個人
に関わっていることから明らかだよね。で、それが「国益」みたい
な巨視的な統計には直接の関係を持たないのも当り前です。
で、「憲法が予想するところの<憲法価値>」みたいな意味不明文
を持ってきても、結局、それは、日常言語のずるさみたいなものを
使っているだけだよね。曖昧さとか言っても良いけどさ。
論理学は、むしろ、日常言語に何が可能で、どういう限界を持つか
を明らかにしていて、それは、日常言語ができる最大限みたいなも
のをしています。それを認めないで日常言語に魔法があるような言
い方をするのは、はっきり言って詐欺だと思う。
論理も日常言語も、その記号的内容を越える内容を持つには、実世界
との関連が必要です。国益とかも、定義したいなら、憲法みたいな
別な文章に根拠を求めるのではなく、実世界にその根拠を求めるべ
できしょうね。で、僕は、それは、恣意的な統計でしかあり得ない
って言っているわけだけどさ。
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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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