河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

書店では売ってません。「幻想夢」の続き。450部だったのか〜電
子ブックでもいいのに。自費出版するんだったら横書きでもいいと
思うし。そうすれば色もつけられるし。きっと書いているときは横
書きなんだろうと思います。読みたい人は、きっと星野先生にメー
ルするんじゃないかな。

「幻想夢」は、適応シンセという小道具を中心に、階層型の幻想が
割りと破壊的に進んでいくみたいな話だったんですが、幻想記は「
退職した大学教授」中心に話が静かに進むって感じですね。割りと
何も起きない話だけど、これはこれで良いんじゃないかな。

共通点はその小道具だけなんだけど、手法が素直なせいか、こっち
の方が読みやすいです。やっぱり、うまくなっているのかも知れな
い。

文字っていうか記号はデジタルだから滲まないわけだけど、適応シ
ンセは音を通して伝える色を通して、色んな人の思考が滲むみたい
な感じなのかな。まあ、そう意味ではコンピュータの持つ限界で
はあるんだよね。

恒等式とボンベの話なんかは「あ、出て来た、出て来た」という
感じ。こうでなくちゃね。Fix point を一発で計算できるみたい
な感じかな。

このあたりの話は、意識と時間、そして不可逆性に関連するはず
なので、次回作では時間への挑戦を期待します。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科