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From:Yasuyuki Nagashima <yasu-n@horae.dti.ne.jp>
 >>今回のやり取りについていえば、どちらかというと、
 >>「人が自分で考えて言っていることは、すべてその人の主張である」
 >>って先入観から抜け出せない例って感じました。
cal@nn.iij4u.or.jp (SASAKI Masato) wrote:
 >こっちですか……。
 >私はこっちの方は国語力の問題だと解していまして

同意です。
とりわけ読解力、中でも話の流れや論理の組み立て方を追う能力。
読み手自身が先入観で妙なバイアスをかけてるのかなあ?

あと「木を見て森を見ず」状態に陥りがちなようにも見受けられます。
フレーズ単体にばかりとらわれ、
全体の論旨がうまく掴みきれていないみたいな感じ。

 >この先入観から抜け出して
 >>「人の発言から、その人の主張と主張でない部分(解説なり仮定なり例示なり)
 >>を峻別する」ことができるようになるには
 >>それなりに訓練の要ることじゃないかとは思います。
 >
 >訓練が要るとは思うのですが……。
 >訓練が必要な人自身は
 >まさか自分が訓練が必要だとは思っていないってあたりがつらいっす。

議論のサマリを作るというのも、訓練方法として有効そうに思われます。
ああいう能力が弱い人にサマリを作らせると、
自分以外の人についての記述が変だったり
各発言者のポジショニングが的確に表現されてなかったりします。

 >その訓練のひとつが
 >「疑問を持って読み、その疑問にも疑問を持つこと。」
 >なのですが……。

ハードルが高いんじゃないでしょうか?
自分の考えを客観視し、
さらに相対化して異なる観点から評価するという
2段階のプロセスが要るわけですが、
ああいう人は最初の客観視ステップでつまづきがちだからです。
予備訓練として「一昼夜以上ねかせる」ような方法が必要かなと思います。
-- 
Koh <koh@SAFe-mail.net>