佐々木将人@函館 です。

>From:Keizo Matsumura <kmatsu@nr.titech.ac.jp>
>Date:2005/08/02 12:31:50 JST
>Message-ID:<42EEE926.255B0BB5@nr.titech.ac.jp>
>
>固定資産税、都市計画税を滞納した場合の延滞金には、利子(延滞金)がつかな
>いと聞いたのですがほんとうでしょうか?

本当です。
固定資産税・都市計画税はいずれも市町村税。
その延滞金加算の根拠は地方税法321条の12第2項。
同条によれば延滞金は
第1項記載の不足税額に同項の率を乗じて計算した金額です。

ちなみに税金の話を離れますが
民法上は複利は405条による制限がかかりますので
405条の要件を充たさなくとも複利にするためには
別途特約で定めなければなりません。
利息制限法の適用がある場合には
さらに昭和45年4月21日最高裁判決の要件
(1年未満の複利計算特約でも単利に引き直した利率が
 利息制限法に違反すると無効となる)
も必要です。

「法律上は複利当たり前ではない」と覚えておくのが便利です。

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cal@nn.iij4u.or.jp  佐々木将人
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