山口です

医療の問題には、少し違う見方もあると思います。
つい最近、フロリダから帰ってきました。実は向こうアメリカのフロリダ州でもずいぶん前から問題になっていました。このブログにある訴訟社会が、原因で
した。その前にフロリダの土台のところをお話しします。
フロリダ州は 医療保険はまちまちです。会社に医療保険を支給しているところ、しないところ、自分でやってくれというところ、もちろん州や国のいわゆる
健康保険はありません。また医療保険もまちまちです。 いい会社は100%で全額払ってくれますが、当たり前は、70%で保険会社が決めた病院だけでと
いうものです。 また、治療のほうや薬まで保険会社によって(自分が働いている会社がどのくらいお金をだすかで)決められています。 アメリカの映画で
JOHN Qでありましたよね。HMOの保険の規定では心臓移植はしないと。もちろん保険を持っていない人もいますので、その人たちは病院で門前ばら
い。ERだけとなりますが、払えない人が多く、またそれで借金地獄となる貧しい家庭もあるのです。
では、本題に移りますが、現在、フロリダでは医者を訴えることは出来なくなりました。 医者があまりにも訴えられるのでほかの州に、逃げて医者不足に
なったための歯止めにするためです。しかしながら、元々の問題が解決されてないのでほかの問題になるだろうと医師会のほうではみているようです。

訴訟には、二者のケースがあるのです。まず第一者、保険会社が訴えていたのです。患者ではなく保険会社が、医者のミスを指摘し、保険で患者に支払う保険
料を病院側から回収するケースです。もちろん患者にもある一定のお金を支払います。患者のほうには法律家を提供した形になるのです。ようは保険会社が損
しない形です。
第二者は、保険を持っていない者が ERでの医療費を払えないためについでに法律家を雇うものです。 法律家の中にはMDの人もいますので専門家で重箱
の隅をつつくやり方であり。訴える額もケタ違いです。なぜなら、訴訟で勝ち取ったうちのある%を法律家がもらうのですから、
これからの問題、今フロリダでは 看護婦や専門家が法律家、保険会社に恐れをなして辞めていきます。 今年、医者を訴えることができなくなったのでその
眼が看護婦や専門家(レントゲン技師)に目が向けられ訴えられる恐れがあるからです。 ところで、フロリダの医師は、間違いを犯したときのために保険に
入っていましたが、桁違いの保険料を取られていたそうです。
こういう状態ですが、日本もこうなるのでは、