《画一的な国の保障制度など、時代に合わなくなっていく》

年金制度は大きな矛盾がある。

「国の保障があれば家族も資金も何にも必要ありません。」
「国の保障だけで老後は安心して暮らせます。」
これがうたい文句で理想だった。

ところが、家族が必要なく価値が下がるから、どうしても経費のかかる子育ては敬遠する。
少子化が必然的に発生する。

少子化では、制度の維持は難しい。

つまり、国が補償する年金制度は根本的に矛盾があり成立しない制度とわかるのである。

そこにネット社会が到来し、制度の矛盾を増幅させている。

現在の年金制度の不安は、ネット社会の進展で本物になり、
個別事情がより際立ち、個人個人で事情の違いが激化する。
画一的な国の保障制度など、時代に合わなくなっていく。

そもそもの矛盾があるところに、
時代の大きな波が押し寄せている。

「大衆を、国が一律に税金で保護する制度は維持できなくなる」ことが明白である。