《20世紀は国家の時代》

明治政府は藩を廃止し県を創設して、中央集権体制を確立した。
大改革だが、

これは農業時代から工業化時代に移行するための改革だ。

工業化に対応したインフラ整備をするためには、国に金を集中し、国主導で金を撒くほうが、より大規模な投資可能で、早く整備可能だ。

明治政権の行った中央集権は、工業化時代という新時代が要請する必要な改革だった。
国家主導で、インフラ投資や教育投資、産業育成などなされた。

20世紀は国家の時代だった、といえる。


《21世紀は国民の時代》

21世紀は国が事業をする時代ではない。

近代国家はインフラ整備や教育投資も終わり、国が金を集め撒いて活性化する時代ではなくなった。
公共事業で景気を煽っても、効果は出なくなっている。

税金を安く、活力を高くし、国民に任せる時代だ。
税金を安くし、民間の活力で発展する時代だ。

20世紀は国家の時代、21世紀は国民の時代なのである。