問題は、結果として
解けなければ意味がないのですが
出来るだけ解く手段が、その問題だけでなく
もっと広い問題をも含めて解ける可能性をもった
方法が望ましいと思います。
合成公式なるものも
ド・モアブルなどが18世紀に
n乗して1になる数を研究した話あたりで
意識的に歴史に出てくるようになったものと
思われますが、
様々な道具が発達した現在に生きる
私たちにとって大切なのは
そうした古い時代を鑑賞することより
例えば、代数幾何学的視点から解くとか
というような、現代の抽象化した理論の
具体例として、そうした学問の進歩を
簡単な問題で実感したいのです。