小野@名古屋大学 です.

最近 HGST と富士通から新しいシリーズが出たので追加.

<040219203736.M0105109@flame.hirata.nuee.nagoya-u.ac.jp>の記事において
私は書きました。
takao> Seagate のディスクについてちょっと調べてみました.
takao> 
takao> トラック密度は
takao> Cheetah 15K.3: 64,000tpi
takao> Cheetah 10K.6 (ST-336607LW): 64,000tpi
takao> Brracuda 7200.7 (ST-380013AS): 94,600tpi
takao> 
takao> 1in^2 あたりのビット数で
takao> Cheetah 15K.3: 不明
takao> Cheetah 10K.6: 36,000Mbits/in^2
takao> Barracuda 7200.7: 56.3Gbit/in^2
takao> # マニュアルには Mbits/in^2 max と書いてあるが明らかにおかしい)
takao> 
takao> この数字からは「媒体をゆるく使っている」と言ってもいいのではない
takao> でしょうか.
と書いていたのですが, SCSI 10,000rpm ものだと
HGST 10K300 (5プラッタ, 10ヘッド) で 61Gb/in^2,
富士通 MAT3300NP (4プラッタ, 8ヘッド) で 75Gb/in^2
となっています. 一方 ATA 7,200rpm では
HGST 7K400 (5プラッタ, 10ヘッド) で 62Gb/in^2
と推測されます (7K400 のカタログには面密度は書かれていないのです
が, プラッタ数や転送速度から 7K250 と同じであると思われます).

SCSI 10,000rpm の方が ATA 7,200rpm より密度が高くなってる....
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名古屋大学大学院 情報科学研究科 計算機数理科学専攻
小野 孝男