中村和志@神戸です。

In article <YAS.03Dec26205434@kirk.is.tsukuba.ac.jp>
yas@is.tsukuba.ac.jp writes:
>> 先に挙げたURLだと、10%〜20%のパケットロスがあるような環境では、PPP
>> over SSHは使い物にならないとありました。PHSや無線で電波状況を悪くして
>> みるとか、SoftEtherを改造してパケットをランダムに(あるいはバースト的に)
>> 落としてみるとかが思いつきます。
>
>パケットを意図的に落として様子を見るのは、面白そうですね。作

FreeBSD,OpenBSDに付属するファイアウォールには、正にこの目的の
トラフィックシェイパ機能が有りますね。音屋さんのluigi教授が
始めたと思うのですが、色々なモデルに従って意図的にパケットを
落すファイアウォールが構築できます。

>それで仮に 10% 落ちる状況でダメとなった時に、考え方として2
>つあるのでしょう。
>
>(A)10% で使えなくなるからダメ。
>(B)9%までなら十分使える。
>
>研究者の態度は、だいたい(A)なんですが、(B)というのもい

研究者はそこまで考える必要は無いです。たいていある値に近付くと
急激に性能が低下するので、そのメルトダウンの起こる値を弾き出せば
十分です。その技術をどう使うか、あるいは使うか使わないかは、
ユーザの判断に任せれば良いです。

>あと、責任というと、パッケージングの責任は取らないといけない
>んですけれどね。タイヤに欠陥があった時、組み立てたトヨタはど
>うするか。その辺りと同じ話になるかと思います。

これが一番言いたかったのですが、注意書き、特にセキュリティ問題に
ついてのドキュメントをしっかり付ける必要が有ると思います。
アーカイブにリンクを貼ったHTMLファイルに書いているだけでは不十分
だと思います。他所から勝手に直リンク張られたり、あるいはアーカイブ
だけ勝手に再配布されると無意味なので。アーカイブ自体に含めて欲しい
と思います。

それはともかく、今の若い人で、ちゃんと動く物が作れる人が居るって
いうのは正直羨ましいです。新城先生の指導の賜ですかね。
-- 
中村和志@神戸         <mailto:kaz@kobe1995.net>
NAKAMURA Kazushi@KOBE   <http://kobe1995.net/>
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