いきなり出ている筋肉と手品の人が今回の癒やしですねえ。……ここだけ、ね。時計郷ロストルフという国の広場にいる、金欠でお腹を空かして、今にも泣いてしまいそうな、儚くも美しい女性は、一体誰でしょう。「悲しいことに、私です……」稼ぐ手段は色々あるけど、楽してズルしていただきかしらーなことやってるから、たまに変なのをつかんでしまう訳で。『超短期間働ける魔法使いを大募集』時間という概念がおかしい仕事ですからね……。
薫衣の魔女エステル(普通に変換すると「勲位の魔女」になってしまう)。10歳で魔女見習いに、13歳で魔女になった天才(イレイナさんは13歳で魔女見習い、14歳で魔女)。……張り合い方が(^^;;; でもイレイナさんにとって、早熟具合で張り合える相手は初めてじゃないかな? サヤさんも若いけど、イレイナさんより確実に遅れているし、そもそも最初から先達の立ち位置になっていますからね。そして今は友達以上恋人未満(違)。
「二丁目殺人鬼の話は知ってる? 演劇や本にもなっている、実際にあった話さ」強盗殺人で両親を失い、引き取られた叔父の家で虐待を受けて叔父を殺し、以後快楽殺人鬼と化して「3年前に処刑された。私が捕まえたんだ。そして処刑した。この手で、首を刎ねた」お互い16の時ってことですよね。この史実には一部刺激的な内容が含まれます、児童および青少年の体験には十分ご注意ください……
「だから行くのよ、10年前にね」時間遡行の魔法を作り上げた天才魔女なのでした。魔力が足りない時、他の代償を消費することができる……GURPSマジックだと生命力を消費することができたりしますが、供血したり記憶を失ったりもそういうことだと、この世界では魔法物理法則に組み込まれているのですね。で、貯金し続けた魔力と血液を全部解約して、更に現在のエステルの魔力を全部つぎ込んで、それでようやく10年前への遡行が可能。で、10年前で行動する際の魔力供給者としてイレイナさんが必要だということで、魔力を共有する指輪……これも、エステル渾身の一作だったりするのかなあ。只事じゃない一品のような気がするんだけど。第三の天才がいるのかもしれませんが。
「私、旅人なものですから。10年前のこの国というものに、少しだけ興味があります」というわけで10年の時間遡行、制限時間は1時間(過ぎると強制送還)。帰れなくなってぽぽたんするって話ではありません。エステルの目的は、セレナの両親を強盗から救い、ひいてはセレナの幸せな生活を救い、そしてセレナの未来を救うこと。実際には歴史分岐になるので、エステルが殺人鬼セレナを処刑した事実は変わらないけど、「意味ならあるよ。こうすることで私の気が晴れるもの。あの娘が救われた未来がどこかにあるって思えるだけでも十分でしょ」大魔法を、世界にとっては無意味なことに使うっていうのも、一つの形ですね。尤も、世界には無意味でもエステルには有意義だからアリなのですが……有意義どころか破滅的有害だった場合は、どうなんでしょうね。
「新手の宗教の勧誘か何かですか? 新手の変質者か何かですか?」まあ、正常な反応ですわね。正常な反応していることの方が不気味に感じられてしまいますが。「口先では冷たいくせに、中身はとっても優しい子なの。私はよく知ってる」何でもは知らないわよ、……何にも、知らない。という感想を抱くことすらできなかったエステルなのでした。『黒いフードの強盗』がやってくる前にセレナの両親を連れ出し、滅多刺しの悲劇から守る「滅多刺しって、盗みのためにそこまでするでしょうか……?」気付いた時には遅かった、というかエステルがそこに気付かなかった時点で、13で魔女になった時、16でセレナを処刑した時、道を踏み外したままだったんですよね。
戻ってこないエステルのところへ行ってみれば、そこに居たのは黒いフードのセレナ。「お姉さん、この女と一緒に居た人ですよね? 困ったな、どうしようかな、お姉さんも殺しておこうかな」要は両親殺害ではなく、叔父からの虐待と殺害ではなく、既にセレナは壊れていたと。「本当に未来から来たというのなら、教えてくれません? 未来の私って何をしています?」口調が年齢に似合わず、感情に似合わず馬鹿丁寧なのが、常に理想の娘を演じていたことを如実に表しますね。
「私、判っちゃいました。これが未来のエステルですね?」「だって、人を殺すのって、こんなに楽しいんだもの!」「エステルが私を殺そうとしてる! 殺人鬼になる私を!」自分が殺される段になっても楽しそうですよねこの子。16で殺される世界であっても、こんな感じだったんでしょうか。違いは、エステルの側の感情だけで。イレイナさんが指輪を外しても止まらない、存在しない魔力を消費した刎首刑。……二度目の。
現在に戻ってきたエステルは、セレナの記憶を失っていましたが、それは10年間(人生半分以上)持っていた筈の情熱も失ったことに他ならず。とは言っても写真は残っているし、本や演劇で語られるセレナの事績は残っているし、「3年前にセレナを処刑した」事実は残っているし、第三者視点で自分とセレナの関係を推測することになるでしょうね。セレナを救おうとしていたことも、推測なり、知っている知人から告げられるなり、するでしょう。そこで、自分が大失敗したであろうことも推測できるでしょうが……そうなった時、もう一度やろうと思わずにいられるでしょうか? 供血しまくった上に記憶を失うほどのことが起こった自分を無視できるでしょうか? 再度の10年前(次にやるのは更に10年後かもしれませんが)への遡行で、今度は客観的に自分とセレナの悲劇を目にして、「悲劇」として終わらせる、というのが理想的な形ですが。……その時、敢えてイレイナさんが再びエステルの隣に立っていることが考えられますね。すべてを旅人の目(第三者視点)で見てしまったイレイナさんが。
OPがないばかりか、EDが字幕だけときましたよ。この話のためにシリーズ構成されていますね……。
先週、矢川駅付近で破断した、ホ○○○の後部泥除けのステーです。1枚目は本来あるべき位置に置いたもの(先週書いた通り一応のテンションがかかる)、2枚目は外れた状態です。
このステーを外して、新しいステーと並べてみました。泥除け本体に固定する部分は同じ構造なんですけど、フレームに固定する左右の先端部分が、違う形状になっています。旧ステーは先端が曲げられてネジ穴加工されており、ビスをそのまま挿すだけですが、新ステーは先端が無加工であるため小物を介してダボ穴に取り付けます。
取り敢えず泥除けに仮留めだけしてみました。明らかに長過ぎるので、切る必要があります(工具買わなきゃ……)。
もう一つ問題は、小物をダボ穴(写真の赤丸)に取り付ける時、内側がチェーンラインと非常に近いため、ダボ穴より内側にはビスの頭しか入れられない、ワッシャーなどは全部外側にしないといけないだろうということです。旧ステーはビスを外側から取り付けたので、内側にはビス先端が飛び出すだけでしたが、新ステーは外側が蝶ナットであり内側がビス山なので、旧ステーより直径が大きくなります。チェーンと接触しなければ良いんだけど……。それにダボの厚さの分、小物のセットから何かひとつ外さないといけないなあ……。説明が碌にないのでどうすれば良いのか不安。
ドイト小金井公園店にて、
以上購入。ステーはφ5mmのアルミ棒だから、鉄線φ4.5、導線φ5.0に対応したこのニッパなら切れるでしょう、という目論見です。これで駄目なら糸鋸。紙やすりは別の目的です……B5やA5のペーパーをB4・A4のフィルムでラミネートして切断した場合、切口が鋭利になってしまうので、削る必要があるのですが、適当なやすりが今まで無かったもので。
関係ないけど移動は続きます。田無駅まで歩いて、西武新宿線急行(20000系)で西武新宿、徒歩で新宿、小田急小田原線快速急行(8000形)で町田。今日は町田で献血します(予約の都合であちこち行っている)。町田は初めてですが……内装が妙に古めかしいですね? 採血室内のシステムも、全血側は他とちょっと違うことをしているような? 感染症対策で本を貸し出さないというのも、他では見たことがありませんね……。それと問診医さん、心拍数101なのに素通ししましたね!?
今回で198回目だから、年内にもう1度やれば、年始の秋田での400ml献血が丁度200回目になります。実に都合が良くなってますね。さくっと次回の予約を入れておきましょう。
町田から小田急小田原線快速急行(1000形)で登戸、南武線各駅停車(E233系8000番台)で武蔵小杉、品鶴線・横須賀線直通(E217系)で品川。折角なのであきた美彩館へ行ってきました。多分3回目。
とんぶりを買いたいんですよねー。40セットまとめ買いしたものも残り少ないですし。行きつけのスーパーはどこも売らなくなっちゃいましたから。……真空パック70gが270円!? 高騰しすぎでは。生の70g(207円)を数個買いました。他にも酒やつまみ、混ぜご飯の素の類、そして……「味どうらくの里」を買ってみました。これを使いこなせればきっと秋田県民らしくなれるのではないかな。
山手線外回り(E235系)で新宿、中央本線休日快速(E233系0番台)で武蔵境。ささいで夕食の後、バスで帰宅。一応、近所のスーパーでも少し食糧を買い足しておきます。
で、おとどけモノ。
以上到着。「黎明期のパソコンゲーム開発」書籍・アーカイブ化プロジェクトのリターンです。リアルタイム経験者の一人として、こういった活動は支援していきたいものです。
昔、何かの事件で押収された箱を、自由の街クノーツまで届ける依頼。「こんなちょろい仕事をどうして師匠がやらないんですか?」サヤさんにもそう認識されているシーラ先生(^^;;; 「あたしはこれから休暇だからな」決して開けてはならない箱……あ、また別の話を混ぜてきましたね?
休暇で王立セレステリアのフラン先生を訪ねるシーラ先生。「準備はできてんのか? できてねーんだろうな、どうせ」判ってて言ってるでしょ。例の生徒4人が見送る中、魔改造の箒を出すシーラ先生……ハーレーですかい。しかもエンジン音がする箒って、あれ本作のキャラクターデザインはAnmi先生でしたっけ? オドコ、驚いただけじゃなくて、目を輝かせているようにも見えますね!?
それはまだフラン先生(若)が魔女見習いだった頃のこと。「私、弟子を取りたいと思うのよ」「あのー、私は弟子ではないのですか?」「もう一人取ろうかなー、って」この掴み所の無さ、フラン先生しっかり師匠の喋りを体得していますね。で、廃墟の幽霊ならぬシーラ先生(若)が妹弟子になって「よろしく。名前は?」「てめえに名乗る名前はねえ!」ああ、これをすんなり受け入れるのは相当に懐が深くないとできないでしょうね。今のフラン先生だったら、真綿に包んで放り投げるくらいしそうですけど。
この時、既にリカンベントというかゲーミング箒というか、魔改造箒に乗っているシーラ先生(若)。師匠に捕まって魔女というものについて教わってから箒を入手したんでしょうから、短期間でここまで魔改造したってことですよね……。「貴女それしか言えないんですか。馬鹿なんですか、阿呆なんですか」今度のこの口調はイレイナさんに通じるなって思いました。凝り性ではありそうですよね、シーラ先生(若)。
「間を取ってパンにしましょう」「間を取って今日はお休みにしましょうか」「間を取ってナイフの扱いを教えてあげる」すべては師匠のペースで進む……。「こうやって隠すのよ。抜く時は、こう! セクシーな感じにね」まあ、旅する魔女は武人のようなものですし、暗器の一つや二つ持っていてしかるべきですよね。師匠のペースで進みつつ、処世術はしっかりと教えている訳です。
自由の街クノーツで、魔法使いを狙い撃ちして襲撃し討伐も物ともしない強盗団・骨董堂。「何でも切ることができる剣であったり、何百発でも撃つことができる銃であったり、幻獣を見せるマッチであったり」hiderを倒すと入手できるマホウ ノ マントであったり(違)。ということで街の魔法使いでは対処できず、魔法使いの評判も地に堕ちている始末、と。「この街の魔法使い」ではなく魔法使い全般にまで悪評が立ってしまうのは、貼り紙のせいなんでしょうけど、情報戦にも長けているってことですよね。ただのはんかくさい輩ではなく、末端構成員はともかく幹部・頭目ともなれば政治的・経済的にも攻撃してくることが可能な相当たる強敵ではないか、と思ったのですが……
フラン先生(若)とシーラ先生(若)に解決を一任する師匠「しくじったら、破門よ」『あの時の私たちは、同じことを考えていたと思います。自分が骨董堂の連中を捕らえて、こいつを破門にしてみせると』お互いに師匠のことは大好きなんですね。で、末端構成員をあっさり追い詰めますが(功を争って逃げられますが)、実際の実力としては魔女見習い一人でも対処できる程度の相手でしかないんですよね。「剣」は持ってるみたいだけど、活用できる状況を作らせて貰えなかったようで。そんな訳で構成員の捕縛はできずとも骨董堂としての活動を邪魔しまくっていると、隠れ蓑の喫茶店で頭目(名前は八重歯)が堂々と現れる……新聞に顔写真が載るくらいだから、そもそも隠れてもいない訳で、この店が拠点(乃至支配下)だということは、ちょっと調べれば判る程度のことなんでしょう。街の魔法使いも知ってるけど手を出せなかったとか? むしろフラン先生(若)が堂々と乗り込んできたって感じなのかな。
囚われの二人になったけど、ナイフの隠し方は師匠に叩き込まれていますので……相手がドーラっぽい見た目だから、ハンドグレネードを出してくるんじゃないかって思ってしまいました。まあ、魔法はグレネードより強力ですが。敵が一つところに集まっていて、こちらが自由に動ける、となれば、魔法使い無双になる訳ですね。結局、特殊能力らしきものはまったく役に立ちませんでしたが……となると、これで済むとは思えない。政治力もありそうな連中ですから、牢に繋がれても何某かの動きを見せるんじゃないかと思います。
魔女というものの存在を知らずに魔法コソ泥をやっていたシーラ先生(小)、師匠に捕まり教育的指導。冒頭でフラン先生(若)に紹介された時点で、既に数年間師匠の教育を受けていたっぽいですよね。正式な弟子と認められたのは遅くとも、実は師事したこと自体はフラン先生より早かったりして。フラン先生は、打算で魔女に……あれ、結構激しい過去があった筈……。まあこんな場面で言うことではありませんか。
そして時を経て師匠が故郷に帰った時、フラン先生とシーラ先生も魔女に昇格。「夜闇と星屑は共にあるからこそ映えるのよ」炭はやがて灰になりますよね。サヤさんの願望(欲望)が入った良い魔女名ですね! で、現在のシーラ先生、「あの小箱、あれは……!」思い至ったようですが、自由の街クノーツと聞いた時点で思い出さないのか……いや、あれ以来クノーツから魔法統括協会への依頼も普通にあって、特に意識しなくなっていたとかですかね。さてこの箱は何だったかな。イレイナさんもサヤさんも、二人の師匠も向かっているところですから、邂逅がありそうですよね。
さて……エンディングテロップで唐突に公開された、二人の師匠の名前「ヴィクトリカ」。言うまでもなくイレイナさんのお母さんであり、「ニケの冒険譚」の著者であり、作中のニケ自身のモデルなのですが、ニケ(ニーケー)ってギリシア神話の勝利の女神ですよね。そしてローマ神話で対応するのがウィクトーリア。綺麗に繋がりますね、って言うか、判ってしまえば安直なペンネームだったんですね(^^;;;
水曜は雑誌を立ち読みしたりするために毎週外出しているのですが、今日は別の所にも行きます。ドイトPRO小金井公園店にて、
以上購入。今度こそ泥除けの新ステーを切断するため、「鉄・非鉄金属(銅・アルミ・鉛・真鍮)」に対応した金鋸を買いました。……ニッパーよりこっちの方が安かった。