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一旦国道4号盛岡バイパスに出て(本行程で唯一の盛岡バイパス), 1kmほど走ると, ここNHK前交差点に出ます。写真左側に見えている箱のような建物が, 由来であるNHK盛岡放送局です。そしてここは, 左折方向の道・国道46号の起点でもあります。
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(16:33) |
国道46号, それは北東北を横断する唯一の2桁国道であり, 終点は秋田県秋田市川尻町です(秋田県大仙市協和上淀川からは国道13号重複)。つまり, いよいよ国道6号・国道4号による北上が終わり, 「西へ。」が始まるのです! 曲がった途端に起点標が迎えてくれて, 気分引き締まります。
ここまでの走行記録……走行時間5.56.57, 走行距離111.47km, 平均速度18.7km/h, 最高速度42.0km/h(変わらず), 総走行距離9,284.1km。
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(16:33) |
……起点標と距離標識とで距離が違うのは何故? まー別に良いですが。どうせ明日には確実に到着できますし。いやー, それにしても秋田県の地名が沢山出て来て嬉しいですね(まだ秋田の他1つだけだろ!)。なお, 国道46号に相当する旧街道は, 秋田街道・角館街道・生保内街道・雫石街道などと呼ばれます。
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(16:44) |
岩手大学の中を通り抜け, 北上川を渡り, 少し行くと跨線橋になります。東北本線を跨ぐのですが, 同時にJR東日本盛岡車両センターの端を掠めるのです。ここに, あの青紫帯の車両が居るんだ……
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(16:44) |
(16:46) |
600mほど先でもう一度跨線橋を渡ります。こちらはJR田沢湖線, 即ち通称を秋田新幹線という路線です。単線が高架になっていますが, この先で高架のまま東北新幹線に合流する経路(写ってます)と, 高架橋を降りて東北本線に合流する経路(写っていません)が別れます。……さ! ここからは田沢湖線と並走しますよ!
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(16:49) |
田沢湖線跨線橋を過ぎると, 盛岡駅西口からの道路と合流して中央分離帯付き4車線道路となります。そしてすぐ, 北上川水系雫石川の二次支流を渡るのですが……
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(16:51) |
その名を何と「諸葛橋」と言います。川も勿論「諸葛川」。三國志好きは絶対反応する名前ですな。但し読みは「もろくずばし」「もろくずがわ」で, 漢丞相武郷侯やその一族とは多分関係ありません。
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(16:52) |
下流方向。堤防に阻まれているため直流していませんが, もし正面の堤を崩せばすぐそこが雫石川です。
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(16:52) |
上流方向には, 田沢湖線の諸葛鉄橋が架かっています。
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(16:54) |
遠くに見えるは, 岩手県の最高峰・岩手山です。田沢湖線列車に乗っている時も, さっきの東北新幹線合流直前の高架部分から良く見えるんですよね〜。あそこもいつか行ってみたいなあ。……自転車で!?
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(16:55) |
ローソン盛岡インター店で休憩。これが本日最後の補給でしょう。アイスと栄養ドリンクと冷凍ペットボトルで, 最後の戦いへ向かいます。17:10, 出発
ここまでの走行記録……走行時間6.09.05, 走行距離114.88km, 平均速度18.7km/h, 最高速度42.0km/h(変わらず), 総走行距離9,287.5km。
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(17:13) |
東北自動車道盛岡IC……秋田自動車道の北上西-秋田南が開通するまで, 高速道路と言えばR46経由で盛岡ICに入るものだったんですよ。私が運転免許を取ったのは秋田道開通後だけど, その後もここを使ったことあります。
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(17:18) |
岩手郡滝沢村へとやって来ました。盛岡市のベッドタウン故に, 市部と東京都特別区を除くと日本で一番人口が多い自治体だったりします。そして田沢湖線最初の駅は滝沢村にあります。そして同時に距離標識……仙北市田沢湖(旧田沢湖町)まで37km。距離だけ見れば大した事ないけど, その途中には本行程6日間で最大の難所が立ちはだかって居るんですよね〜。明日が楽しみ。
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(17:25) |
ここが田沢湖線最初の駅, 大釜駅です。国道とは1km近く離れていますが, 寄らない訳にはいきません(^^;;; ここ, 「秋田新幹線が在来線区間に降りて, いきなり対抗列車待ち合わせをする駅」という印象があります。速度の遅さに在来線を実感し, 待ち合わせに単線を実感する, そんな場所。
ちなみに駅名は「おおかま」と読みますが, 付近の地名は同字異音で「おおがま」と読みます。
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(17:31) |
滝太橋北交差点の向こうに……さあ, いよいよ出て来ましたよ, 登り坂が。本格的な山道はまだ先でしょうが, これから中央分水嶺たる奥羽山脈が次第に近付いて来るのは間違いないのです。
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(17:37) |
登り坂の途中, 道の反対側に日向一里塚がありました。羽州街道の一里塚は散々調べたけど, 雫石街道の一里塚というのは盲点でしたね。……10倍ズームの威力, 中央分離帯付き4車線を渡らなくても解説が読める(^^)
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(17:37) |
(17:47) |
仁沢瀬橋東交差点からまた国道を離れ, 滝沢村道で荢桶沢(おぼけざわ)沿いに北へと逸れて行きます。田沢湖線跨線橋を越えた所にあったのがこの景色。広い農地にぽつんと建つ高圧線鉄塔, そして背後に岩手山。これは確かに言わでの山。
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(17:51) |
道を逸れた理由はただ一つ, 小岩井駅へ来るためです。和風喫茶らいむらいとの……もとい, 小岩井農場の最寄り駅。但しここから農場の施設までは, まだ3〜4kmの距離があります。なお, 小岩井は地名ではなく, 農場創業者3名の名前を1字ずつ採ったものです。
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(18:05)
小岩井駅を過ぎてすぐPR131小岩井停車場線で国道に戻れば, 御所ダムへ寄ることができたのですが, それだと少し遠回りになります。時間が時間ですから雫石へ直行することにし, 雫石町道を急ぎましょう。……そう, 駅のすぐ先, 県道との交差点手前が滝沢村と雫石町の境でした。標識無かったですけど。
田沢湖線に沿って国道へと戻って行く付近で, 輪郭のはっきりした山が見えました。右の大きな山が生森(348.4m), 左で手前の丘陵に半分隠れてしまっているのが鉢森(343m)です。この付近は独立峰が7つあり(地形図に名前があるのは生森・鉢森・勘十郎森・三手ノ森山・松森山・塩ヶ森の6つ, 他にも別名や異説があるらしい), 総じて『七つ森』と呼ばれます。ななつもり★ドロップス(こらこら)。
ちなみに, 写真では見えませんが田沢湖線と生森の間に小さな川が流れていまして, その名を「クキタナイ川」と言います(台無し)。「クキタナイ」は勿論アイヌ語由来で, 「山手にある飲み水を汲む川」の意味らしいです。
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(18:09) |
R46雫石バイパスと交差します。……確かに交通量は桁違いなんですけど, ここ直進すると雫石の中心市街にまっすぐ行けるから, こっちの交通量が0って訳じゃない筈なんですよ。なのにここ, 信号無い! どーやって渡れって言うの!? 車が途切れるまでかなり待たされました。
ちなみにこの交差点右手前側の地名を「名子」と言います。ナコちゃん(← いーかげんにシナサイ)。読みは「なこ」ではなく「なご」ですので, むしろエトワール(別作品)。
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(18:13) |
雫石川の自然堤防と思われる丘陵に駆け上がると, そこは既に雫石の市街地。町名を「下町」と言います。随分と暗くなってしまいました。やはり今日はここまでですね。
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(18:14) |
……「すぐやる課」を思い出してしまいました(^^;;; これは「よしやれ」ではなく「よしゃれ」らしいです。
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(18:16) |
雫石駅に到着しました。祝・秋田新幹線の停車駅(4往復しか停まらないけど)! 大曲駅には自転車で来た事がありますから人生初とかではありませんけど, 本行程では初めてです。ゴール, 確実に近付いていますね! しかし「銀河ステーション」って看板はどーなんだ……
ここまでの走行記録……走行時間7.02.51, 走行距離131.04, 平均速度18.6km/h, 最高速度42.0km/h(変わらず), 総走行距離9,303.7km。
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(18:20) |
昭和26年の雫石大火の際, 復興を祈念して植樹された桜のうち, 唯一現存する1株だそうです。
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(18:19) |
(翌日05:33) |
雫石市街地に宿泊施設は, 旅館が数軒ある程度です。今回は中町の上野旅館を利用させて戴きました。旅館って初めて? 昔鬼首あたりで泊まったのは旅館だったかな?
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(翌日05:33) |
遅くなってからの飛び込みですので, 食事は用意して貰えませんでした。お風呂入れて布団で寝られるだけで幸せです……が, 夕食抜きは仙台だけで充分です(仙台だけでも嫌です)。近所で食事ができる場所は, と聞いたところ, すぐ傍の居酒屋を紹介して下さいました。御風呂の後でそちらを訪問。
……なんか凄く量が多かったです。注文した以上にメニューが増えてます(^^;;; 美味しいんですけどね。
5日目の走行記録……走行時間7.07.27, 走行距離131.80km, 平均速度18.5km/h, 最高速度42.0km/h(郡山城山入口〜本誓寺), 総走行距離9,304.5km。
5日目までの合算走行記録……走行時間37.37.53, 走行距離699.83km, 平均速度18.6km/h, 最高速度52.7km/h(2日目・勿来関公園), 総走行距離9,304.5km。
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(19:51) |