2日目その1 [上菅谷〜常陸太田]

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走行日: 2010年8月1日(日)

[地図: 上菅谷〜常陸太田]

健康ランドは安く泊まれて便利なんですが, 欠点もいくつかあります。ロッカーが狭い事については今回, 荷物を全部持ち込まなくても良いように積み替えてありましたので, それほど問題にはなりません。洗濯ができない事については, 1泊目ですのでまだ大丈夫です。どうしようもないのは, 空調が効き過ぎている事。ただでさえ館内では薄着になりますから, どこへ行っても寒いのです。加えて今回は, 食欲が失せている(でも補給はしなければならない)のに食事量が目算以上に多かったから……

何はともあれ1泊完了。1日目は予定通り上菅谷まで到達できましたので, 2日目も目標の原町まで到達できれば良いなあ。でも本格的に磐城を目指す前に, 行くべきところがあります。

写真コメント
[写真: 南酒出]
(05:32)

05:25, なか健康センターを出発。最短距離を走るため, 幹線道路ではなく畷を走ります。正面を良く見ると土手を貫くボックスカルバートになっていますが, あれは常磐自動車道の那珂IC-東海PA間です。

朝霧に包まれた, まだ微妙に涼しさのある朝。どーせすぐ猛暑になるんだけどっ。

[写真: 南酒出駅]
(05:38)

水郡線常陸太田支線の南酒出駅です。遂に自動券売機すら無くなりました。駅に近接しても良い被写体が無かったので, 少し戻って駅名標を中心にホームを広く撮ることにしました。

[写真: 額田駅 1]
(05:43)

続いて額田駅です。待合室がある分, 南酒出駅よりは見栄えがするのですが, 正面入口側からでは駅名が判らないという欠点があります。なのでホーム内からも1枚。

[写真: 額田駅 2]
(05:43)
[写真: ココストア那珂南郷店]
(05:47)

国道349号に出る額田西交差点に, ココストア那珂南郷店があります。ここで朝食を摂りました。早朝出発で朝食を確保するのにコンビニは凄く便利です。というか無いと困ります……特に夏は。8年前(秋田から青森へ行った時)の失敗経験から, 朝御飯の重要性は身に沁みている水野なのでした。

ここまでの走行記録……走行時間0.16.39, 走行距離4.81km, 平均速度17.5km/h, 最高速度36.2km/h(南酒出), 総走行距離8,764.8km。

06:15, 出発。

[写真: 朝食]
(05:55)
[写真: 常陸太田市境]
(06:21)

幸久橋で久慈川を渡ると, 常陸太田市に入ります。前ページで書いた「道を外れて北上する3つの理由」, その3番目がここ常陸太田市へ来ることでした。では何故常陸太田市か? ……もう少し, お待ち下さい。水郡線常陸太田支線を全駅訪問するというのも副次的な理由ですけどね。

[写真: 河合駅]
(06:23)

橋下すぐのところに河合駅があります。ホームが反対側にあることから判る通り, 実はこれは裏側なのですが, 正面に回るのを横着してしまいました。ちゃんと駅名標があったらしいので残念(この写真にも駅名標の裏が写っています……)。

[写真: 佐竹丘陵]
(06:26)

広々とした水田地帯の向こうに丘陵が延びています。名前が判らないので仮称佐竹丘陵。あの辺りが佐竹南台ニュータウンだと思うから, 多分あの裏……

[写真: 渋江川]
(06:28)

ただの用水路に見えますけど, 渋江川という名前が付いています。佐竹氏重臣に渋江氏という一族が居るのですが, その関係でしょうか?

[写真: 都々逸(一)坊扇歌碑]
(06:29)

渋江川の脇に都々逸(一)坊扇歌碑がありました。都々逸の創始者と言われる初代都々逸坊扇歌が磯部村(この付近, 常陸太田市磯部町)の出身なんだとか。

[写真: 谷河原駅]
(06:32)

谷河原駅, かつては佐竹駅という名前だったということです。水田地帯の末端にあり, この先は河岸段丘をいくつか経て山間部となっていきます。

[写真: 間坂]
(06:47)

谷河原駅から国道に戻って北上すればすぐ常陸太田市街なんですけど, 敢えて西進し, PR61日立笠間線で佐竹丘陵(仮)を登ります。周囲の小字からして, この坂は『間坂』と言うのではないかと想像します。

ちなみにこのPR61, 常陸太田市街を過ぎると日立市多賀へ向かいますが, 常陸太田市街までの良く整備された道とは異なるほとんど未成道のような状態になります。日立市街への最短経路なのでそちらを通ろうかと検討もしたのですけど, 鉱山付近を通れるか, 満載自転車で山道を越えられるか, 疑問があったので, 迂回することにしています。この道の詳細は → 山さ行がねが 道路レポート 茨城県道61号 日立笠間線

[写真: 佐竹寺]
(06:49)

峠を越えてすぐのところにあるのがこれ, 佐竹寺です。佐竹氏の名の由来となった『節が1つしかない竹』を産したのがこの寺であったとの伝説があります(但し1546年に現在地へ移転する前のこと)。佐竹巡り究極の地という訳ですね。

但し気力が続かないので, 表から山門を眺めただけで, 中までは入りませんでした。拝観無料だそうなのでいずれまた来てみたいです。

[写真: 常陸太田駅 1]
(06:58)

源氏川の谷地へガーッと下って常陸太田市街へ入ると, 太田城址の丘陵の末端部にぶつかって南へ折れ, 常陸太田駅に達します。水郡線常陸太田支線の終着駅です。……駅舎工事中ですね。車両が駅舎の表側に来ているというのは凄く面白い構図です。

ここまでの走行記録……走行時間0.54.39, 走行距離16.33km, 平均速度17.9km/h, 最高速度49.5km/h(山吹運動公園入口), 総走行距離8,776.3km。

[写真: 常陸太田駅 2]
(07:00)

駅舎正面の通路がこんなに狭くなっちゃってます。左の壁の向こうは, 線路用地なんですよね……。

[写真: 常陸太田駅 3]
(07:06)

反対側からなら駅名標も良く見えますね。但し, どうやったら駅に行けるのか, が判らなくなりますが(^^;;;

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水野夢絵 <mwe@ccsf.jp>
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