2日目その5 [安達〜福島渡利]

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走行日: 2009年8月2日(日)

[地図: 二本松〜福島]

道の駅は半野宿の好適地になり得るので事前に色々調べておくのですが, R4ではなかなか行き当たらないんです。埼玉県内ではほとんどR4を通らなかったし, 栃木県内ではR4から少し離れないと道の駅無いし。そもそもR4は距離の割に道の駅が少ないみたいですね。そんな訳で最初に寄ることにしていたのが, 福島県二本松市の『道の駅安達』。しかも物凄く設備の充実している, 大規模な駅だそうで……期待, 大!

写真コメント
[写真: 太鼓の逆さ突つき]
(14:57)

そんな変な鉢の持ち方しなくても(^^;;; ん? 二階の窓が凄い事になっているような。

[写真: 安達駅]
(15:12)

二本松から福島にかけて, 奥州街道はかなり錯綜しているようで, 参考資料がツーリングマップルだと正しく辿る自信がありませんでした。なので駅巡りを重視し, R4及びそれに近い脇道を選んで……安達駅に到達。この付近からR4は福島南バイパスという高規格道路になってきます。

[写真: EH500]
(15:16)

安達駅の先にある踏切で東北本線を跨ぎます。あ, “二人羽織機関車”EH500牽引のコンテナが通りまーす。

この踏切, 保護レールの固定が甘いのか, 車両通行時に綺麗な音がしました。EH500通過直前に軽トラが渡った時の音 → dscf8425.wav (4.0s, 64,044Bytes)

[写真: 道の駅安達脇入口]
(15:24)

PR129二本松安達線を経て, 無名のハーフIC(地名は小沢)に入らずR4福島南パイパスを潜り, PR39川俣安達線に入ります。主要地方道の割に狭くて閑散としてますな。ま, すぐ側に福島南バイパスがあるんだから仕方無いかも(じゃどうして主要地方道?)。

さて, PR39から離れる方向に『道の駅安達』の案内がありますね。実はこの道, 道の駅へ行く重要なルートだったりします。道の駅安達は福島南バイパスの上り線側にあり, 下り線から直接アクセスできないため, どこかで折り返すかこの道を使うかの二者択一なんです。『福島市』の標識もありますが, 道の駅はあくまでも二本松市内だったりします。

[写真: 道の駅安達]
(15:27)

道の駅安達です。高規格道路・福島南バイパスの附属施設だけに, がそ☆すたも併設した, 高速道路のサービスエリア級と言っても良さそうな規模です。日沿道の豊栄サービスエリアの方が絶対規模小さいです(それは比較対象が悪過ぎ)。

ここまでの走行記録……走行時間: 5.47.40, 走行距離: 111.89km, 平均速度: 19.3km/h, 最高速度: 49.4km/h(変わらず), 総走行距離: 5,873.9km。

[写真: 道の駅安達 案内看板]
(15:30)
[写真: 道路情報案内?]
(15:37)

道路情報案内機がハングアップして, 私の目の前で自動再起動しました(^^;;;

[写真: アイス工房ツースリー 表]
(15:47)

御当地アイスは極力食べたい私。冷却にも糖分補給にもなりますし, 『地方の特色』を強く感じられる物ですし。……でもこれは, 特色というレベルを越えてませんか?(^^;;; 道の駅あつみを越えますよ, この『特殊アイス』の数。

[写真: 菊アイス+桃ミルクアイス]
(15:52)

で, 注文したのがこれ。菊アイスクリーム(シングル)+桃ミルクアイス(ひとくち)。ひとくちというのは, トングではなくスプーンで1掬い。そのスプーンがそのまま附属します。桃はまあ普通なんですが, 菊は……香りとか特に強い訳ではなく, 菊っぽさを感じないのは残念です。が, 舌触りがちょっと違います。確かに菊, 入ってるね。ふむ, これは温海, 負けずに『紫色のアイス』を作ってみてはどーですか? 特産でしょ?

さて, 16:05に再出発。R4上り線に出る訳にはいきませんので, 来る時に使った脇入口を逆に走り, 小沢のハーフICから福島南バイパス下り線に入ります。

[写真: 福島南バイパス]
(16:11)

これが福島南バイパス。中央分離帯付き4車線の高規格道路です。自転車通行禁止になってなくて良かったー。近年のバイパスというのは, のんびり走るのには向いていませんけど, 距離を稼ぐ場合には自転車にとっても走りやすい道になっている事が多いんですよ。

[写真: 秋田ナンバー]
(16:11)

脇に停車していたトラック, いきなり秋田ナンバーでした(^^)

[写真: 福島市]
(16:13)

道の駅安達脇入口がちょっと福島市を掠めていた事から想像付くように, バイパスもすぐ先で福島市に到達します。ちなみに右側で車が溜っているのは, まさに道の駅安達の駐車場です。

[写真: 距離標識 仙台93km]
(16:17)

距離標識によると……仙台93km!? うわ, 福島市街にはまだ到達していないというのに, 仙台までもう100km切ってるの!? 北東北3県と違い, 南東北3県は県庁所在地が近接しており結び付きが強い, と良く聞きますが……身に染みて実感しました。福島-仙台は79km, ということは, 福島スタートだと午前中に到達できる距離なんですよ。勿論観光しまくれば別ですけど。

[写真: 松川駅]
(16:22)

ちょっと脇に逸れて, 松川駅に来ました。水平距離ではバイパスのすぐ側ですが, 側道と立体交差になっているため高低差が結構あります。

[写真: 伏拝交差点から臨む福島盆地]
(16:42)

伏拝交差点から福島南バイパスは福島盆地に向かって一気に下り始めます。その直前, 交差点直後から福島の中心市街地が臨めます。空気が澄んでればもっとくっきり見えたんでしょうが, 無い物ねだりしても仕方がありませんね。あ, 良く見れば, これから行く南福島駅が見えてる。

実は伏拝交差点はR4旧道(現地では「旧4号」と呼ぶそうな)との交差点でもあるのですが, またまた例によって迷う可能性があったため, このままバイパスを進みました。

[写真: 南福島駅]
(16:52)

という訳で南福島駅です。『福島』と名の付く駅は, 調べの付く限りで4駅。あ, 上州福島駅(群馬県)とかは除きますよ。さ, 全部巡るぞー。そろそろ暗くなるけど。

[写真: 南向台団地]
(16:58)

南福島駅はバイパスから1kmちょっと離れていますので, 黒岩交差点から往復。実はこの写真の交差点の左右方向が旧4号なのですが, 当時は知る由もありませんでした(市道なので標柱も無いし)。……阿武隈川の対岸, 凄く高い位置に団地が造られてますね……。南向台団地だそうです。

[写真: 弁天橋]
(17:06)

中心市街地に入る前に, 阿武隈川(荒川合流地点)を2回渡ります。1つ目はこれ, 弁天橋。この右側にある弁天山の裾野を通り抜けます。

[写真: 阿武隈川 1]
(17:07)

阿武隈川の下流方向を2枚。右側へ屈曲し, 丘陵の陰になっているところで次の橋に行き当たります。ちなみにバイパスの橋はもう1つ次。市街地の手前に見えているのは支流の荒川に最下流で架かっている信夫(しのぶ)橋で, 実は旧4号です。

[写真: 阿武隈川 2]
(17:07)
[写真: 大仏橋]
(17:12)

こちらが大仏(おさらぎ)橋。当然ながら同時架橋なので, 見た目も構造も似ています。但しこちらは人道橋があります。

[写真: 大仏橋人道橋]
(17:13)
[写真: 阿武隈川 3]
(17:14)

阿武隈川の上流方向。見えている橋は市道の天神橋です。左の丘陵の陰に, さっき通った弁天橋があります。天神橋と重なる位置に, 信夫橋も見えていますね。

[写真: 松齢橋]
(17:14)

下流方向を見ると, 上り線が邪魔で見辛いですけど, すぐ隣にもう1つボーストリングトラス橋が見えます。これは大仏橋の旧橋である松齢橋。起源はそれまで渡船だったところに架けた船橋で, 三島通庸の道の1つです。現在の橋は大正14年の架橋だそうで……良く残ったなあ。

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水野夢絵 <mwe@ccsf.jp>
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