焼けないで [栗橋〜古河]

高蔵寺, もとい光蔵寺の交差点で埼玉県道3号に合流します。その直後, 中川を渡って栗橋町。いよいよ埼玉県も最後の町に来ました。

R125(PR3重複)を佐間東交差点で離れ, 栗橋駅に到着しました。いやあ, 陽射しが暑いですなあ……ってゆーか, 熱い!? こ, これは, 長袖着ているのに陽焼けしている!? し, しまった, この服, 想像以上に遮光性が低い! 通気性は良いけど日光も通しちゃってる!

まあ今更言っても仕方がありません。半袖とか着ているよりは遥かにマシですから(7年前に秋田から新潟へ行った時, 半袖半ズボンその他日射対策皆無で行って酷い目に遭った奴)。日陰があるところなら, 極力日陰に入る, くらいの運用でなんとかしましょう。

駅からすぐの場所にある, 源義経妾静御前之墓。そういえば栗橋にそんなものがあるって聞いた事がありました。ここ以外にも多数あるらしいですけど(没地不詳なので)。

ここからまた少し先にあるコンビニで, 陽避けを兼ねて休憩です。犬がやたらと吠えかかって来る店。ここまでの走行記録……走行時間: 5.12.48, 走行距離: 98.98km, 平均速度: 19.0km/h, 最高速度: 56.0km/h(変わらず), 総走行距離: 2,095.3km。

栗橋駅入口交差点。利根川の堤防にぶつかって直角に曲がりますが, この道こそ旧日光街道です。幸手以来やっと復帰なのですよ。土手の上にトラックが走っているのが見えますが, そちらが現R4です。

旧街道復帰, つまり栗橋宿の本道ということになります。利根川沿いに300mほど進むと, 交差点の脇に八坂神社があり, 道は右に120度曲がって土手を登ります。

来たぞ利根川! 高崎の横手大橋, 渋川の坂東橋などで渡った事がありますけど, 下流域で渡るのはまた格別の思いがあります(次はもっと下流で渡ろうと思いますけどね)。橋は上り(栗橋方面)の旧橋と下り(古河方面)の新利根川橋が並行しており, 当然私が通るのは新橋です。旧橋老朽化に伴い, 更に下流側で架け換え工事が行われていました。

上流側にJR東北本線利根川橋梁が架かっています。利根川自体は, 渡良瀬川との合流直後なのですが……江戸時代に開削された新川なんだよね, この辺りも。

橋を渡ると茨城県古河市。栃木へ行くには少し茨城を経由しないといけないのです。ああ, 一都六県を自転車で制覇してしまう(^^)

利根川橋対岸ですぐR4を離れて旧道に行きます。旧道と言っても, 暫く進むと歩道に自転車道まで整備された凄く良い道になります。……旧古河市領域だけね。旧総和町領域に入った途端に歩道もろとも消滅しました(^^;;; 旧総和町内でも拡幅の予定はあるようです。ほんの一部だけ, まだ自転車道化はしていませんが, 歩道を広く取っている箇所ありました。いずれは接続するのでしょう。

ちなみに, 手元の地図では古河市・総和町・三和町はまだ合併していないのですが, 現在の古河市役所って旧総和町役場なんですね。編入ではなく新設合併とはいえ, 中核となった旧市の役所が(議会として使われているそうですが)新市役所にならないというのはなかなか意外。

古河は城下町ですが, 古河城曲輪は明治期の利根川改修で地形もろとも完全破壊されているため痕跡もありません。宿場としての古河宿は, 旧街道とともに良く残っているみたいですけどね(でも今回, 一部屈折してる箇所を辿らなかった)。

古河城御茶屋口門址……そういう場所なんでしょう。ところで, 脇道の度に設置されている車止めに通り名が刻まれているんですが, これメカ沢に見えません?(^^;;;

古河駅に到着しました。前述の通り, 東北本線で唯一茨城県にある駅です。当然ながら, 地理的関係から生活圏は埼玉あるいは栃木と密接な関係があります。東京都なのに神奈川県扱いされる町田市みたいなものですね。……ここも夏祭りの幟が立ってるなあ。やっぱり季節ですねえ。春の花も良いけど, 夏の祭りも風情アリ。

ちなみに, 東北新幹線も茨城県域を通っているのですが(ほとんど旧総和町域), 茨城県内には駅がありません。新幹線駅の新設を求める声は当然のようにあり, 駅造らないなら通過列車に課税しようという話もあったりします。実際には小山・大宮との距離が近くて駅新設は無理だと思いますが, 「古河総和駅」があったらと思うと妄想テツの夢が膨らみます(あんたいくつ趣味あるんだよ > 水野)。