日原街道 [倉沢〜登竜橋] → 旧道

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写真コメント
[写真: 奥多摩工業 天祖採掘場]
(13:49)

とうとう見えた, 奥多摩工業天祖採掘場! 石灰石の露天掘り鉱山です。山がごっそり削られているのは見ての通りですが, 実際には既に山が1つまるごと消滅しているらしいです……

Yahoo! 地図
[写真: 日原街道 倉沢橋]
(13:50)

街道は倉沢橋を渡って採掘場に向かいます。

[写真: 倉沢橋解説板]
(13:50)
[写真: 倉沢橋より倉沢下流方向]
(13:51)

倉沢の下流方向・上流方向を撮影。沢自体は細くても, 石灰岩の山をこんな深くなるまで削り取ったんですよね……

[写真: 倉沢橋より倉沢上流方向]
(13:51)
[写真: (新)日原トンネル]
(13:54)

日原街道で一番新しい道(八期道), 日原トンネル。旧道にも同名のトンネル(七期道)があるので, 新日原トンネルと言うべき……とはヨッキれんさん。手前で左に曲がっているのが旧道(六期道と七期道の重複区間)です。

Yahoo! 地図
[写真: 奥多摩工業天祖採掘場 入口]
(13:55)

ですが, 曲がってすぐに奥多摩工業の敷地となってしまい, 立ち入り禁止なのです。(新)日原トンネルは長いし全区間登りだし寒いし(入った途端に周囲より5度以上下がった), 旧道通れれば通りたかったんだけどなー(後述)。

[写真: 登竜橋]
(14:02)

(新)日原トンネルを通りすぎた直後にある登竜橋。ここを渡ると, あと少しで日原集落に到達します。左側に旧道(正確には, 曲がった直後は旧々道=六期道単独区間)があります。

Yahoo! 地図
[写真: 日原街道 六期道]
(14:02)

自転車置いてる事から判るでしょ? 行きますよ, 旧道(^^;;;

[写真: 旧登竜橋跡?]
(14:03)

奥に見えているのが登竜橋で, 右側から歩いて来ました。でも七期道(旧都道)は, この正面に橋を架けて渡っていたんだそうです。こっちが旧登竜橋, だったのかな。

[写真: 日原川右岸 道?]
(14:03)

すぐ脇から対岸を写したもの。なんか, 道が見えるような……これは三期道(江戸道)?

[写真: (旧)日原トンネル]
(14:04)

(旧)日原トンネルにやってきました。完全に閉鎖されてて進入は不能です。脇の道(六期道単独区間)を使って迂回します。するんですが, その先にあるのは……

[写真: 大崩崖] (14:04)

大崩崖

見ちゃったよ, 旧々道を埋め尽くしている土砂崩れ……。

[写真: 日原街道(六期道) まともに道が残っている終点]
(14:05)

まともに道らしい道が残っている最後の地点には, 工事用の資材などが置かれていました。登竜橋脇に森林整備工事がどうのこうのという看板がありましたから, 奥多摩工業による工事ではなく東京都森林事務所による工事でしょう。管理用道路として延命するために崩落防止でもするんでしょうか?

資材より先を良く見ると, 道らしく見える瓦礫の山が木をなぎ倒してますが, その木よりもう少し右に路肩が見えますから, ここまで道路だったんですね。到底歩ける場所じゃありませんが。

[写真: 大崩崖が日原川に落ちる点]
(14:05)

大崩崖の行き着く先は, そのまま日原川です。つまりここを踏破しようとして滑落すると, 日原川に落ちる事になる訳で。……おや? 何か見えるような?

[写真: 日原川右岸の桟橋工事?]
(14:06)

何か足場組んでますね……三期道跡もこの辺りまでは日原集落から来られる筈ですから, 漁場か何か作るんでしょうか?

[写真: 瓦礫道]
(14:07)

いよいよ大崩崖へ向けて足を進めます。まずはこの瓦礫の山が関門。大体安定した瓦礫なんですが, 表面部分はそうとも言えず, かなりぐらぐらします。慎重に進まねば。

写真には写っていませんが, 破壊された巨大なコンクリ壁が鉄筋でぶら下がっているという近付くだけで恐ろしい場所もありました(ヨッキれんさんの6期道レポート(2頁目)に写真あり)。

[写真: 大崩崖直前]
(14:08)

ここが瓦礫道の末端。つまり大崩崖の直前です。……正直, ヨッキれんさんのレポート読んでも, 廃道慣れも山道慣れもしていない私は, その危険度が良く判らなかったんですよ。写真では斜度とか不安定度とか, それに遠近感も上手く掴めなくて, 段差・落差があると言われても, そんな困難な場所なのかなあって思ってしまって。だけど, 実際にこの目で見てみると……

大崩崖直前を写した動画(註: 約30秒, 約17MiB)

まず, 瓦礫道と大崩崖との高度差が結構あるね……身長以上の高さを跳び降りろと? 無理ですそんなの。だから降りるとすれば高巻き(斜面の上を一旦経由)しないといけないんですけど, 向こうに更に雨裂があるよね……うわー, これはよいでない……

写真ありません

……だーかーらー, 私はオブローダーじゃないんだってば! 知識も経験も感覚も無いんだって! 好奇心でここまで来たけど, この先行って生きて帰る自信はないよ! 今日の目的は日原旧道じゃなくて日原鍾乳洞なんだよ! 撤収!

ほら, 瓦礫道を戻る途中で滑べりかけた。幸いにしてちょっとバランスを崩しただけで済みましたが, 転がって行った小さな瓦礫, 長く長く音を渓谷に響かせ続け, 明らかに日原川まで到達しました……自分も簡単に日原川まで行けるって事だよね(汗)

資材が置かれていた場所に軽トラが入って, 作業員らしい人1名が来ていました。やば(汗)。まあ, ここ, まだ立ち入り禁止区域じゃないから, 自己責任の下で良いよね!? 軽く挨拶して, 本当に撤収!

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水野夢絵 <mwe@ccsf.jp>
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