Re: AIR 第七話
植田です
> 携帯@です。
>
> AIR 第七話「ゆめ -dream-」について雑感など。
毎回ご苦労様です。
> 今回はシリアス一辺倒の話なので、記事が中々書き辛いものがありましたね。
まさか観鈴編が1話で終わると思ってませんでしたのでビックリでした。
内容は原作をちゃんと網羅してますので、これまで他の話と平行して観鈴の
話を進めていた成果ですね。
ラストが余裕のある展開になりそうなので安心しました。
さて、早速原作の観鈴編もクリアしてみたところ、わたしは往人と母親の話を
ほとんど覚えていなかった事が発覚。どうりで他の人に突っ込まれる訳だ。(^^;
テキストのみの18禁版で結構時間がかかったので音声付のコンシューマ版では
もっと時間がかかるのでしょうね。
> ●アバンタイトル
観鈴の発病のしかたが原作とは異なります。原作では足が痺れて立てなく
なってだんだん…という順序。
> ●親子て何やろな
ほぼ原作通りで、原作よりうまく表現されていると感じました。
> ●女の子はね、夢をみるの
>
> 往人の母「女の子はね、夢を見るの。最初は、空の夢。夢は段々昔へと遡ってい
く。その
> 夢が、女の子をむしばんで行くの。ある筈の無い痛みを感じるようになり、
やがて
> 女の子は、全てを忘れていく。一番大切な人のことさえ、思い出せなくな
る。そし
> て最後の夢を見終わった朝、女の子は死んでしまう。その子はずっと一人
ぼっち。
> 二人の心が近づけば、二人とも病んでしまう。二人とも助からない。だから
その子
> は言ったの。私から離れてって。優しくて、とっても強い子だったの。だか
ら私は
> 死なずに済んだ。でも、その子は…。この空には、翼を持った少女がいる。
彼女は
> 何時も一人きりで、大人になれずに消えて行く。そんな悲しい夢を繰り返し
ている」
>
> 回想シーンの連続で枚数を節約…じゃない。
> 堤防に横たわる往人は、過去に母に言われたことを思い出します。
> その内容の一部はこれまでも出て来ていましたが、その全容が明らかに。
> 母の言う女の子の見る夢は、まさしく観鈴が見た夢と同じ。
> ということは、やはり観鈴がその女の子? …という風に見えます。
> 二人の心が近づくと、二人とも病んでしまう。その場合、女の子と対になるもう
一人と
> いうのは、予め決まった人(往人の系統)ということなのか、それとも大切な人と
いう意
> 味なんでしょうか。
これを思い出すまでの過程に原作は時間を掛けているんですよね。でもアニメ版で
正解だと思います。1話分の流れとしてすごく自然でしたから。
> ●ぶらり一人旅。温泉巡りや
ここはほぼ原作のまんま。
> ●何時も通ってる道なのに、海ってこんなに遠かったかな
>
> 起きていた観鈴は、晴子が暫く留守にすると聞き、お母さん大好きという。
> そんな観鈴を海に行こうと連れ出す往人。観鈴ちんの白いワンピース姿がまぶし
いです。
> そんな二人の前に黒いカラスが横切ります。不吉…と思ったら、観鈴は再び発作
を起こ
> してしまい、再び家で横になることに。
とりあえず、このアニメで烏を不吉などと言ってはいけません。
> ●ううん。きっと、お医者さんじゃ治せない
> 洗面所で背中を見ると、その背中には何かで斬りつけられたような痣が…。
これは原作にはない表現でした。背中がじくじく痛むとは言っていたのですが、
原因の過去のフラッシュバックとうまく合わせて上手に表現されてますね。
アニメの勝ち。
> ●どうしてみんな、私だけを残して
>
私は鳥頭かな、原作でどうだったかもう忘れてる。_o_
> ●だから俺は、お前から逃げることにした
>
> ●じゃあ…バイバイ。元気でね
>
> 町から出て行こうとした往人。だが最終バスは既に出た後。
> 往人は、待合所で出て行く時の玄関先の光景を思い出す。
>
> 観鈴「あのね、今朝の夢。私、独りぼっちで閉じ込められていた。寂しかった。誰
かが連
> れ出してくれるのをずっと待ってた。私、私ね、一緒に行きたい。往人さん
と。つ
> いて行ったら、駄目かな」
> 往人「俺は、この家から出て行きたい訳じゃない。お前から離れなくちゃ行けない
んだ。
> 俺がいなくなりさえすれば、お前は治る筈なんだ。だから、俺はお前の側に
いられ
> ないんだよ
>
> 往人に言われ、お別れを言う観鈴。小さく手を振る様子や、一人でも頑張るとV
サイン
> をする様子が何とも痛々しい。
Vサインを無視する往人が憎憎しい。
原作では一緒にいると往人が死んでしまうと言います。そう言えば観鈴は別れを
受け入れざるを得ないと考えた上で突き放してます。
原作でもここで理由があるにしても母親は出て行ってしまっているし、ほぼ寝たきり
の娘を一人置いて行ってしまうのは酷いなと思いましたが、往人にしてみれば
考えうる限りの最良の選択のつもりだったんでしょうね。
> ●私は、貴方と共にあるから
>
> 往人の母「海に行きたいってその子は言ったの。だけど、連れて行ってあげられな
かった。
> 往人。今度こそあなたが救って欲しいの。この人形の中にはね、叶わなかっ
た願い
> が込められているの。私のお母さんもお母さんのお母さんも、力が衰えてし
まう前
> にこの人形に力を封じ込めてきた。何時か誰かが、願いを解き放つ時のため
に。だ
> から、私も願いの一つになる。これをどう使うかは、あなたの自由。空に住
む女の
> 子のことは忘れてしまっても良い。でもね往人。どこかの町で、貴方はきっ
と女の
> 子に出会う。その子をどうしても助けてあげたいと思ったら、人形に心を込
めなさ
> い。私は、貴方と共にあるから」
>
> その晩。往人の見た夢。それは母と共に旅をしていた時の記憶。
> 往人の人形劇がどうしてあれでお金が稼げるのか不思議だったんですが、母上の
芸はき
> ちんと人形劇の形になっていたんですね。着物姿でギターを弾きつつ人形を動かす
という
> のが何とも。王子様がお姫様を怪物から守ってという筋書きのようですが、見た
目、お姫
> 様が王子様を背中から突き飛ばして怪獣にぶつけているようにしか見えません。
^^;;;;
>
> 往人の人形は往人の祖母や曾祖母などが、何時か願いを解き放つ時のために力を
封じ込
> めてきたものでした。海に行きたいと言った少女。それは往人の先祖代々出会って
来て、
> 何とかしてやることが出来ずに、その女の子への想いだけが受け継がれてきたとい
うこと
> かなぁ。
そのようです。原作ではここで往人の生い立ち(幼少の頃は寺に預けられていて
ある日母が迎えにきた事。一緒に旅に行かないかと言われてついていく事に
したこと。人形はなかなか動かせなかった事等が語られます。
> そして母の身体からも光が発して…。まさか、この時に母上は消えてしまったん
です
> か???
はい消えています。幼い往人は最初受け入れられずに母を捜してまわります。
やがて母はもういないと言う事を受け入れると。
(こんな大切な事を私は忘れきってました。)
原作から削られたのはこのパートが大きいですね。
> ●観鈴! 見てくれよ。笑ってくれよ
>
> 夜。観鈴の枕元に往人の人形が立つ。
> そして往人も観鈴に帰って来たぞと語りかける。夜這いですね(違)。
>
> 往人「もうどこへも行かない。お前と一緒にいて、お前を笑わせ続ける」
>
> 絶対に面白いと往人が見せた芸。それは「どろり濃厚ピーチ味」のジュースのお
手玉。
> しかし、観鈴はそれを見ること無く、目を閉じそうに…。
>
> 往人「どうして今まで気付かなかったんだ。俺はお前の側にいて、お前が笑うのを
見てい
> れば、それで幸せだったんだ。そうしていれば俺は幸せだったんだ。もうど
こへも
> 行かない。俺の側で笑ってろ。な、観鈴」
>
> 幸せというものは、身近にあるとそれを中々気付かないもの。
> そうそう。観鈴ちんは往人のことだけを見ていたのに、佳乃だの美凪だのみちる
だの、
> 浮気ばかりしていたから、観鈴の具合がおかしくなったんです(違)。
>
> 往人の想いに応え、人形が光り出します。
>
> 往人「俺は、俺は観鈴の側にいたい。できればもう一度、会った時からやり直した
い。そ
> したら今度こそ、ずっと、観鈴と」
>
> それが、往人の願い。
>
> 観鈴「どうしてだろう。もう起きられないって思ってたのに。往人さん? どこ
行っちゃ
> ったの? 戻って来てくれたんだよね。ね、私、また元気になったよ。ま
だ、頑張
> れそうだよ。ね、往人さん」
>
> マジですか!? 往人が消えてしまいました。人形の力か、観鈴は助かりました
が、その
> 代償か往人は消えてしまいました。
> それとも、会った時からやり直したいというのは、往人と観鈴はもっと昔から
会ってい
> て、もう一度歴史をやり直すとか、往人は別次元に飛ばされたとかしたのでしょう
か。
これは後のお楽しみ。過去編の後でちゃんとやるはずです。
しかし今回がdreamで次回がsummerですか。ちゃんと合わせているなぁ。
最終話がAirかな?
> では、また。
では。
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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